>>513
MMTが馬鹿なのは、経済学者ですら意見がいくつにも分かれてるのに、有名な人が言ったら、それが正しいんだって思い込むこと。
日本の経済を理解してる人がたとえばケルトンを見たら、間違ってるとこも勘違いも、日本のしくみをまったく知らない勘違いも山のようにある。
でも、MMTはそれすらまったく気づかず、日本とアメリカの金利のしくみも誘導方法も、まったく知らない。

これも政府が通貨を発行するMMTの視点だけのもので、そもそも先進国では政府は通貨など発行しない。
日本やアメリカが天文学的規模で発行したお金は、あくまで買いオペで、一時的に通貨量を増やすために、金融調整を増やしたときと、減らしたときの調整であって、通貨を発行し続けてるわけではない。
インフレになれば売りオペも必要になるし、売りオペでは通貨を発行したくても、発行すらできなくなる。
つまり、今は景気優勢で通貨を発行するぞって言って、そもそも買いオペ自体ができなくなり、通貨量を逆に縮小することが求められる。

これは現在、日本が陥ってる状況なんだって。
日銀は通貨をもっと刷りたい。
でも、現在物価が円安で下手すると3パーセントになるかもしれないから、日銀は利上げをして金融縮小を迫られる。
もちろん刷った550兆円の通貨を減らすことも求められる。
そうしないとインフレが進行し、輸入物価高に見舞われ、実際の国民は日本円の通貨安で年間何十万円も所得がなくなっている。

だから日銀が危機意識をもち、2022年から景気を悪化させるのに、利上げを2回もやり円安をとめようとした。それでも止まらないから、マイナス金利の解除までやらざるえなくなり、さらに直近の一週間では日銀がやりたくない、国債購入の縮小、つまり日本の金融の縮小までやらざるえない状況になるぞ、って言われてる。