>>403
スタグフレーションというのは、一般には比較的高いインフレ下で失業率の悪化している状況を指す。

さて、サッチャーの時代を見ると、サッチャリズムで失業率は更に悪化している。
これではスタグフレーションを改善したとは言えないのではないかな。
インフレ率はサッチャリズムが始まった1980年は第二次オイルショックのピークだったので当然それよりは下がったが、下がって行った分失業率は悪化しており、この時代のイギリスのフィリップス曲線を書けば綺麗な右下がりとなる。
結局は失業率とインフレ率のトレードオフが発生している。
インフレ率改善で失業率を上げてこれで果たしてスタグフレーションを改善した、脱却したと言えるのかやはり相当な疑問があるね。