>下の段の極端な例の一つが恐らくジンバブエで(租税債務がGDPの1/12から始まったのかは自分は知らないが)、とにかく租税が機能していかなり通貨の価値が下落していくジンバブエドルよりも米ドルの方が好まれるようになり、2009年には米ドルが法定通貨になりハイパーインフレは収まりドッヂラインの日本と同じくデフレ経済になる、と。

どうなんでしょうね。

文中に「すなわち、売り手が(租税債務を果たすのに必要な自国通貨を既に手に入れているので)今よりも高い価格と引き換えでしか自国通貨を受け取らず」とありますよね。
それなら、ジンバブエ国民は結構豊かにやっているということなんでしょうか?
調べてみると、ジンバブエ国民の年収は1500ドル〜2000ドルだそうですが・・・。

また、そもそも、「租税債務を果たすのに必要な自国通貨を既に手に入れている」という理由で、値上げする売り手なんてものが果たして本当にいるのでしょうか?

私はちょっと信じられません。

なんにしても、ジンバブエ政府は米ドルによるスペンディングファーストなんて、まったくやっていないわけですよね。米ドルの流通は、政府は全く意図せずに、国民が勝手に使用して流通させてしまったわけですから。