失業者に対しては無理矢理仕事を提供するより、お金を提供した方が良いのです。その方が失業者は時間を自分のために有効活用できます。お金を得るために、仕事をする時間を捻出しなければならないとなると、有効活用できる時間は大分短くなります。私がJGPを批判しBIを推すのも時間の概念もあります。

お金を配る(ベーシックインカム)よりも、労働(JGP)だ!と言う人が居ますが、それでは労働の価値が上がらないから低賃金のままなのです。お金を配って、多少労働者を減らして、人手不足の状態を作った方が労働の価値も実は高まります。これを理解していないMMT派も多いのです。

世間からの失業者に対する圧力は強まると思いますよ。「JGPで働け!」と言われます。私なんか個人事業主であっても、毎日JGPで働けと言われ続けるでしょうね。JGPノイローゼになってしまいそうです。

JGPの金額なんて年数兆円程度ですから、この程度の金額では全くインフレにはならないですよ。なので、JGPでは不景気から脱出することは不可能です。

(AIで仕事が減るので)労働を生み出すためのクソ仕事やJGPなど不要です。ベーシックインカムだけ配ってしまえば良いのです。あとは各自が勝手に好きなことをやれば、それこそみんな大好きイノベーションが発生します。日本人は全く怠け者ではありません。


池戸万作@経済政策アナリスト@mansaku_ikedo