コラム:GPIF爆弾の衝撃、円安効果6円は絵空事か=植野大作氏 ロイター
https://jp.reuters.com/article/kbn0gf04y-forexforum-daisakuueno-idJPKBN0GF05120140815
>仮に上記の単純計算で「メカニカルに12.6兆円もの円売り・外貨買いが発生する」との期待が外国為替市場に流布した場合、おそらくは「ドル円相場の水準が6円以上動くかもしれない」との思惑が発生する可能性はあるだろう。

年金運用法人(GPIF)がポートフォリオ配分の適正化のために12.6兆円の円売り・外貨買いを行った場合に円相場が6円の円安になるなら、1946兆円(※)の家計資産保有者が同じ理由でその資産の10分の1=196兆円の円売り・外貨買いをすれば円相場は単純比例計算で6円×196÷12.6=93円の円安になり、1ドル≒200円になる。キャピタルフライトなどと言う異常行動の結果でなく、ポートフォリオ配分の適正化と言う極めて当たり前な行動の結果として、そのような事態が起こり得るということだ。

※:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB251F30V20C21A6000000/
家計金融資産、7.1%増の1946兆円 日銀統計 日本経済新聞