でも、ほんと、学者・評論家というか、
もっと言えば「思想家」ですけど、
そういうの聴くもんなくなっちゃったね。

「なくなった」というのは、
「悪であったとしても通用してない」
と私の方で認識している、
ということですね。

何年か前に流行った
『サピエンス全史』あたりも、
全然話題にならないしね。

というか、最近の論説は、
「すべて幻想です」(笑)
みたいなのが多いから、
本格的なものにはならないね。

それこそ西村博之だってこれでしょ。


「全部、幻想です」みたいなのは、
要は麻薬なんですよ。
一時的な解放はあっても、
生きる糧にはならないですよ。

で、その麻薬的な言説でさえ、
もう耐性も付きまくって、
ほとんど効かなくなってますね。

(つづく)