>2、異次元緩和が終わるとどうなるのか?
https://ie-and-life.com/housing-loan-yield/
しかし、本当の問題はこれからなのです。
と言うのも、日銀の異次元緩和がいつまで続けられるかわからないからです。

では、異次元緩和が終われば、どんなことが起こるでしょうか?
@金利が上昇する
現在の国債の取引は、日銀がどんどん保有残高を増やし、他の参加者が減らして
いることからも、他の参加者はしらけムードと言えます。
「そんなに低い金利じゃ、買っても儲かんねーよ。」
というわけです。
日銀が異次元緩和をやめるとしても、他の参加者が戻ってこなければ取引は成立しません。
そのため、そこそこ儲かる金利水準にならないと年金も銀行も戻ってこないでしょう。
つまり、金利が上昇します。
1つの目安としては、金融緩和以前の金利水準、つまり年利1%ぐらいまでは上がるでしょう。
そうなると、過去の例を見れば、フラット35では今よりも1?1.3%ぐらい上がって、2.5%前後になるでしょう。
現在は大きな値下げの動きはありませんが、金利が上昇してくれば買い手は一層減ります。
また、大手不動産会社は値下げをしないで長期戦でマンションの販売を行なっていますが、
借入金利も上がりますので、早く売らないとどんどん金利負担がかさんできます。
そのため、我慢比べも早晩終わり、値下げ合戦をしてでも売り切ろうとするでしょう。
B円高になる
先ほど、年金やゆうちょ銀行が、国債で運用できなくて海外の債券で運用していると説明しました。
もし、日本国内の金利が上昇してくれば、為替リスクなしで金利が取れる国債へと戻って来る可能性は上がります。
しかし、そうなると、ドルやユーロから円に替えるわけですから、円高になります。
今までの逆回転が起こるというイメージです。
B円高になる
先ほど、年金やゆうちょ銀行が、国債で運用できなくて海外の債券で運用していると説明しました。
もし、日本国内の金利が上昇してくれば、為替リスクなしで金利が取れる国債へと戻って来る可能性は上がります。
しかし、そうなると、ドルやユーロから円に替えるわけですから、円高になります。