財務省がMMTに異例の反論
財政拡大論の広がり警戒
https://www.asahi.com/articles/ASM4K5711M4KULFA022.html

米国で注目されるMMT(現代金融理論)など財政規律の軽視につながる議論をめぐり、財務省が反対するデータを集めた資料を財政制度等審議会の分科会に出した。
資料は反論データに異例の分量を割いている。
来年度予算へ向けた議論をスタートするにあたって、国の借金が膨らむことへの楽観論に反論し、財政健全化への理解を広げたい考えだ。

17日に提出された資料には、国の歳出や歳入、債務残高といった基礎データのほか、財政再建を不要と見なす議論を牽制(けんせい)するデータを載せた。
2年前の年度初めの資料の5倍近い62ページを費やした。