せっかく聖俗の話が出たんで、もうちょっと言うと、>>841で、
「堀之内九一郎が上手いこと50万円で仕入れた話」
というのを書きましたけど、それについて言いますね。

まず、一般に「金は聖、物品は俗」なわけですね。
金は小さくて凝縮されてますが、物品はかさばりますね。
「金で物品を買う(下り)のは簡単だが、
物品を金に変える(上り)は難しい」
というのもある。


さて、商人にとって最初の手持ちの資金は「エデン的状態」なわけです。
その資金で物品を仕入れて「苦難のこの世の歴史」が始まります。
そして、めでたく売れて資金が増えると「新天新地的状態」なわけです。

資金は「聖」であり、天国的な状態ですけど、
それを増やすためにエデンから追放されなければならない。(失楽園)

物品の扱いも段階があり、

・仕入れ … アブラハムまでに対応。選び。選びの民・ユダヤ人。
・陳列  … 初臨のイエスまでに対応。臨み。客が臨める状況建設。
・清算  … 再臨のイエスまでに対応。裁き、決済。引き上げられる。
・使用  … 新天新地、天国。一体化。贖い主と一体化する。

という歴史を経る。
上から順番に「起、承、転、結」です。

で、売れると「一丁上がり」で天国行きとなります。

(つづく)