本省指示で森友文書書き換え 政治家名や「特殊性」削除
2018年3月12日 01時18分(共同)

学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省は12日、
決裁文書書き換え疑惑を巡る調査結果を国会に報告する。
関係者によると、複数の政治家の名前を削除し、書き換えは
財務省本省の指示で昨年2〜4月に行われていたと説明する。
「本件の特殊性」などの文言が含まれた文書原本の記述を削除した例があったと認め、
国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏の国会答弁との整合性を図るため削除したとする方向だ。
検察当局が原本の写しを財務省側に提出したことも11日判明した。
昨年5月に国会議員に開示された文書には、交渉記録や契約の「特殊性」といった文言はなかった。