家計の金融資産、6.8%増の1151万円 金融広報中央委調べ
2017/11/10 15:48

 日銀が事務局を務める金融広報中央委員会が10日発表した2017年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯が保有する金融資産は平均で1151万円だった。
前年から73万円(6.8%)増え、15年(1209万円)以来の水準となった。収入の増加や株高による有価証券などの評価額の上昇が寄与した。

 金融資産は運用や将来に備えているものを集計し、日常的に出し入れする目的の預貯金などは含まない。
金融資産構成の前年比較に関する質問では、有価証券を保有する世帯のうち「現金や流動性の高い預貯金から、長期運用型やリスク資産に振り向けた」とした世帯は13.7%と前回(12.0%)から上昇し、この質問項目の調査を始めた13年以降で最高水準となった。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HJJ_Q7A111C1000000/