4月倒産、4.4%減=28年ぶり低水準−商工リサーチ

 東京商工リサーチが10日発表した4月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比4.4%減の650件だった。2カ月ぶりに前年同月を下回り、4月としてはバブル期末期の1990年以来28年ぶりの低水準にとどまった。

 負債額は8.3%減の954億6700万円。女性専用シェアハウス運営の不動産会社スマートデイズ(東京)の負債約60億円が目立った。

 倒産件数は、建設業、運輸業、小売業など10業種中7業種で減少。印刷関連が押し上げた製造業など3業種で増加した。地区別では、北海道や北陸、関東、中部で減り、残る5地区は前年同月を上回った。都道府県別で増えたのは宮城、福島、広島など20県。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2018051001033