借金の証文をだれが買ってくれるかということでしょう。
経常赤字の国では資本が流出してしまうので債権を国内のみで賄うことはできません。
日本の国債の原資は国民の大量の貯蓄です。
それは長年貯まってきた貿易黒字によるものです。
また日本円は、国内向けがメインだし、今のところ信頼があるから買ってもらえる。
その信頼が無くなったら、円建て国債も売れなくなり、ドル建てなどになるでしょう。
日本はギリシャと違って通貨発行権があるから問題ないと詐欺師がのたまっていますが、事の本質を隠蔽しているような気がしてなりません。
ギリシャという労働人口の1/4が公務員で、組合が強く、社会保障の大盤振る舞いの、
こんな社会主義のような福祉国家が今回の事態を招いたという事の方が問題の本質でしょう。
翻って日本はどうなのか?
自国通貨建て
だから大丈夫というのは、まさに木を見て森を見ずといったところでしょう。
日本は国債を無制限に刷れるが、刷りすぎるとジンバブエみたいになるので、刷らないのです。
日本は慢性的な貿易赤字になり、経常収支は黒字ですが金額は減っており、今後は貯蓄減少が起こります。
非常に危険なことです。