ドイツ・ザクセン州を「極右の牙城」と報じる独メディアへの違和感8/31 現代ビジネス 川口マーン恵美
8月26日、ケムニッツで殺人事件が起こった。ここでは24日から3日間、シティ・フェスティバルが催されていたが、最終日の未明、三人のドイツ人がナイフで襲われ重傷を負い、うち一人が病院で死亡した。
容疑者として、二人の外国人が捕まった。当初、警察は彼らの国籍を公表しなかったが、翌日の発表では、シリア人とイラク人だった。すでに逮捕状も出ている。
一方、残る二人の負傷者の方は、一切報道されない。
事件のあった日の昼間、AfDは急遽、規則通りの手続きをとって街頭集会を開催、犠牲者を追悼したのち、1時間後に解散した。
そのあと、カール・マルクスの頭像の立つ広場に、突然、800人の人々が集まった。
こちらは無認可であったため、警察が集会を阻止しようして、小競り合いになった。警察の発表では、800人の群衆のうち、暴徒が約50人いた

メディアで公開されたたった2本しかないスマホの画像には、追いかけっこは写っているが、暴力シーンはない。しかも、逃げているのが、外国人であるかどうかもわからない。

大手メディアが「ドイツの問題都市」、ザクセン州の極右を叩き出す