>>234
日銀は市中銀行に金を供給するまでしかできない。
市中銀行が値を貸し出すかどうかは市中の景気状態による。
市中の景気状態をよくできるのは財政政策がなければ絶対に無理だ。

いくら金利が安くなってもそんなものはほとんどが金融経済に流れる。
一部は実体経済に流れるが、そんなものは所詮ミクロレベル。
住宅バブルやせいぜい、住宅ローン負担を一時的に軽くするだけ。

このことは日本の資金循環統計からも明らかである。
日本人は仕事を通じて給与をもらい、それを銀行に預けている人がほとんどで、欧米のように金融資産を保有していないので、
金融政策よりも実体経済への仕事の絶対量、即ち売り上げを増やす財政政策の方が影響力が大きく、絶対に欠かせないものとなる。