バブル絶頂期の1989年でさえ、出生率は今とさほど変わらない1.57。
この事実は、少子化の根本原因は、年収が低いだの「失われた20年」といった経済低迷の問題というより、むしろ価値観やライフスタイルの変化が原因だということを証明している。

「子供は何人欲しいか」というアンケート調査では、2〜3人との回答が毎回1位になるが、
実際のところはその大多数は経済的に豊かになっても2人も生まないだろう 。
なぜなら、自分たちの今の生活水準を落としたくない、自分の時間を奪われたくないから。これが本心。

結局のところ、いくら少子化対策で積極的に財政支出を行っても、 期待通りの成果はまず見込めないだろう。