近づく「アホノミクス(=アベノミクス)」破綻
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筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

安倍晋三の鳴り物入り「アベノミクス」は、いまや「アホノミクス」となって、
破綻の淵に立っている。今年2015年に入るや、安倍晋三の口から「アベノミクス」という、
“幼児丸出しの安倍造語”を聞く事は全くなくなった。いったい「アベノミクス」とは、何のことだったのか。

安倍晋三は、総理になるや直ちに「デフレ脱却」「デフレ脱却」と絶叫していたのに、
今では「僕は〈デフレ脱却〉など言った覚えはありません」かの素振り。
「デフレ脱却」は「アホノミクス」の大前提だった。「デフレ脱却」が完全失敗したのだから、
必然的に「アホノミクス」の完全破綻となる。

“小学校卒の田中角栄”を経済政策の師匠と考える“第二の田中角栄”安倍晋三は、
「アベノミクス=魔法の杖」を振り回すだけで天文学的な税収増が直ちに起きると狂信する。
戦前の小学校卒より知的レベルが低い成蹊大卒だからして、
安倍晋三はまさに“スーパー馬鹿”の典型。

内閣支持率にしか興味のない“人気至上主義の滑舌芸人”安倍晋三は刹那主義者で、
日本国の行く末を案じる本物の政治家ではない。
「東京オリンピックが終わる2020年から先の日本がどうなろうと、オレの知ったことか」が本心である。
要は、日本の民族主義者nationalistらしく、愛国心はゼロ。

事実、安倍晋三は、2012年12月、総理になって直後の2013年度の予算編成編成で、
「社会保障費の垂流し」「公共事業費の垂流し」の放漫財政/放漫予算の大判振る舞いの阿波踊りに酔い痴れた。
「アホノミクス破綻」は、時間差があるが、いずれ巨大な「財政破綻」となる。
その禍毒は、子々孫々を無間地獄に陥れる。