>>214
縮小するマーケットにいつまでもしがみつく企業が多ければ、そのマーケットは供給過剰となる。
Aと言う製品をa社もb社もc社も作る。
製造コストはa社が一番安く、次にb社、そしてc社の順番だ。これ迄Aと言う製品は1万個売れていた。
それが需要が拡大し1万1千個売れるようになったとする。でもその時各社は最終的に何個の需要があるかはわからない。だから飽くまでも1割伸びるだろうと言う予測に基づき生産する。

例えばc社は何個増産すれば良いだろう?例えばc社の前年実績は2000個でありシェア2割だった。
もし増えると予測している1000個の内、同じシェアを取るなら200個増産で良い。

でもそんなのわからない。他社がどう出るかもわからない。そもそも1割需要が伸びるという予想は何処から来てる?その予想はあたるのか?
余りにもファクターが多過ぎる。では、一番シェアがおおい、プライスリーダーのa社ならわかるか?そんなのa社だって同じこと。

こうした手探りの中で供給不足によるインフレだから悪だとか、需要増大によるインフレだから善だとか、全く無意味だから。そんな簡単に需要が読めたら楽勝じゃんか。
それだけで天下取れるっての。

だから1とか2とかに分けて考える時点で滑稽なんだって。