中国は新疆・チベットで弾圧継続   米報告書

2014.7.29 09:02


 【ワシントン=加納宏幸】米国務省は28日、世界各国における信教の自由に関する年次報告書を発表した。
2013年の1年間で、中国が新疆ウイグル自治区のイスラム教徒やチベット自治区のチベット族に引き続き弾圧を加えていると指摘した。

 報告書は、人権団体の話として中国治安部隊がウイグル族をテロリストとみなし、自宅で銃撃しているとした。
亡命を図ろうとしたウイグル族を投獄し、拷問を加えるなどの迫害も加えているという。
チベット族の焼身自殺を犯罪行為と位置づけ、その家族や同僚を殺人容疑で起訴していることも明らかにした。




「テロたたきのめす」 中国治安部門トップがチベット視察 

2014.7.23 23:35


 23日の中国国営新華社通信によると、
中国共産党の治安部門の責任者、孟建柱政法委員会書記が18〜22日にチベット自治区を視察し、
「分裂破壊活動やテロ活動などの重大犯罪をたたきのめす」よう求めた。

 中国政府はチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世を「分裂主義者」「独立派」として非難している。(共同)