喜太郎見て来た

バディ物としては父が水を助けたり水が父を助けたりと美味しい場面があるんだけど
逆にあっさり仲良くなり過ぎで葛藤がなくて物足りない
序盤の不信感むき出しのところからバディになっていく過程にもう少し波乱が欲しかった

あと良作と聞いて期待値が上がりすぎてたのかもしれんが、単純に映画として微妙
言われてた鬱グロは大したことないって言うか
今日極やヨコ溝といった鬱グロ好きからすると薄っぺらくて期待外れ
悪役の愛国者がいかにも悪役って感じで安っぽいし全体にどろどろした情念が足らん
かといって痛快娯楽映画として出来がいいわけでもない
あとこれは人によるかもしれんがちょっと左翼臭がきつくてしんどい
戦前日本を悪として書くのはまあいいとしても(それでもくどく感じたが)
現代日本まで心貧しい云々はさすがに思想臭が鼻につく

同人層が食いつく前に閑古であっさり上映終了しそう