>>601
制作側の意識としては少女漫画派生なのかな?

https://www.cyzowoman.com/2014/11/post_14169_1.html

──そもそも、TLには「定義」というものはあるのでしょうか?

小柴さん(以下、小柴)
 TLのコンセプトは、少女マンガ王道のラブストーリーの「その先を見せる」ことです。
 その先というのは、いわゆる「朝チュン」で終わらないエッチシーンのことです。

松井さん(以下、松井)
 そう、エッチシーンもあってこその、リアルな恋が描いてあるのがTLです。

白石さん(以下、白石)
 ただ、1冊の雑誌だったら「1/3はエッチシーンを入れよう」といった意識はしていますね。
 それから、対象年齢を18歳以上に考えていることもあって、TLに出てくる登場人物は18歳以上。
 なので、OL設定が多いのも特徴です。

──女性が読むエッチなマンガといえば、「レディースコミック」が思い浮かびますが、
   TLはレディコミとは違うのでしょうか?

松井
 まず、レディコミは絵が劇画タッチですが、TLの絵は可愛らしい。
 あとレディコミは恋愛がなくてもエッチが成立して、
 恋愛抜きでも、「女の人が快感におぼれて気持ちいい」のがメインなんです。
 レイプものも多いですしね。
 TLは、愛があるエッチが絶対なので、そこが決定的に違います。
 TLはあくまでも「恋愛」を描いているので。

小柴
 昔のレディコミって、男性編集が結構多かったんですよ。
 でもTLは、ほとんど女性が作っています。
 だからレディコミは、男性向けのアダルトビデオ的な感じが多かったと思うんですよね。

松井
 それから、読者層も違います。
 実は今はもう、レディコミ誌はほとんどない状態なんですが、
 一番栄えた時代がバブル期の後なので、現在の読者層は40~50代だと思います。
 うちの読者は30代がメインなので。