http://blog.freeex.jp/archives/51323063.html

もう一つ『ナディア』に関しては、枷がありました。

これは当時僕らも実際に言われたことです。最終的には確認してないし、
僕にはわからないこと・調査できないこともあって「事実だ」とは断言できないんですけど、状況証拠だけはいっぱいありました。

当時、韓国政府と取引というか、契約みたいなものが成立していたそうなんです。
韓国の作画スタジオとNHKというレベルの話ではないです。
日本国政府と韓国政府との間で、取り決めがあったらしいんですよ。
それは別に密約とかではなくて、もっと健全で、文化的なものです。

日本政府が「韓国がこういう事をするなら、それに対してお助けしますよ」と申し出て、
韓国側も「資金援助とかじゃなくて、文化的支援だったら喜んで受けますよ」というやりとりをした。
その取り決めの中に「アニメの作り方を教える」という項目もあったんですね。

その一環として企画された『ふしぎの海のナディア』は、アニメを作るという目的以外に、
NHKならではの「韓国のアニメスタジオにアニメの作り方を教える」という命題があったわけです。
それは具体的に言うと、作画以降の、動画と仕上げ、撮影のほとんどの工程を韓国でやらせるということです。