>>967-969

こういうことを言うのはなんだが、実を言うとおれ自身も大学に行っただけじゃダメなことはわかってるんだ。
そもそも大学で習う言語は大半がC言語で、たまにJavaだから、その時点で未経験中途が気軽に入れるような業界の代物じゃない。
未経験ポテンシャルが高い言語はPHP、Javascript、Rubyあたりだと聞いている。だから大学に入ったら独学しなければならない。
実のところ、大学に通う理由は別にあるんだ。しっかりレスを書いてくれたから、おれもしっかり返信したい。
長文になるが容赦してほしい。

@アカデミックな経験や学位への憧れ
中退した金持ち経営者とかスキルに自信を持つ職人は口を揃えて「大学は実務の役には立たない」と言う。
しかし、むしろ役に立たないなら、それはそれで良いと思う。人生で一度くらいは何の役に立つかわからない高度で純粋な学問を学ぶ機会を得たい。
その上で大卒資格が欲しい。

A若いうちに大学生活を楽しみたい
年をとってからでも大学には行ける、と人々は言う。しかし実際にその選択肢をとる者は少ない。
西洋圏ですら、言われているほど実際の比率は高くない。これは年をとり、一定のキャリアを積んだ後にブランクを作ることに恐怖があるからだと思う。
どうせ行くことになるなら30代半ばで職歴に穴を開けるより、失うもののない今のうちに行きたい。
おれの望む大学生活は、働きながら通える夜間大学や通信制では不十分なんだ。
中年になってからの大学生活と、年かさとはいえギリ20代のそれはかなり違うだろうとも思う。

B専攻を一貫させたい
今、挙げた理由を総合すると、本当は情報工学部でなくても良いと言っているように聞こえるかもしれない。
実際、そうだと思う。情報工学部を選ぶのは、プログラマーという希望キャリアに対して、整合性をとろうとした結果であり、
本質的(アカデミックな経験や大学生活への憧れを満たす)には文学部や数学科でも差し支えはない。
だが、今から通うなら希望キャリアに関係した学部の方が就活の面でも多少は有利に働くだろうし、
プログラミングを学ぶ上でもいくらかは助けになるだろうと考えた。

C最後に
大学に行く、と言えば聞こえは良いが、結局これは体の良いモラトリアムの延長に過ぎないのかもしれない。
しかしおれにとってはこのコンプックスを抱えたまま人生を過ごす方がよほど辛い。幸運なことに進学するための条件は揃っている。
親はこのことに協力的だし、国立大学であれば学費や生活費の心配をする必要はないと言ってくれている。
十年後に通うとしたら、これよりずっと難しい環境で通学することになるだろう。

以上、長文失礼した。