一向に上がらない給料、増え続ける税負担。
フツーに生きていたってカネが貯まらない世知辛い世の中だからこそ、1円たりともムダ金は払いたくないもの。
今回は年収300万円以下で生きる人々が実践する「ドケチ節約術」を徹底取材。
血と汗と涙の末に生み出した節約術を学ぶべし!
◆食費は週500円!ほぼ食パンのみで生活
<高田美貴さん(仮名・42歳)年収138万円>
昨年末に体調不良で仕事をやめて以来、月11万5000円の生活保護で生計を立てている高田美貴さん(仮名・42歳)。
当然、あらゆる面で切り詰めた生活を余儀なくされているが、なかでも目を引くのが食費の低さ。
なんと週500円以内に収めているという。何を食べて生きているのか!?
「主食は食パンです。20時以降にスーパーに行けば、
消費期限が迫った10枚切りの食パンが100円以下で買えるので、
それを1食につき2枚食べています。飽きないかですって? 
1枚にはマヨネーズ、もう1枚にはピーナツバターを塗ると全然飽きずに食べ続けられるんですよね〜」
ちなみに食事は一日2食。
パンの枚数が少なくなる頃にはとうに消費期限は過ぎているが、
「お腹を壊したことはないので多分大丈夫です!」とのこと。
食パン以外に「月に1〜2度、特売で3割引きになったときだけ買う」
というシリアルと豆乳で最低限の栄養を補うよう意識しているという。
「今のところ体調はバッチリですね。肉や魚を食べたいという気持ちはなくなりました。
今はいかに食費を抑えるかが楽しいですね。
まぁ、ガスが止められているのでそもそも加熱調理はできないんですけどね(笑)」
  ガスが止められているため、シャワーも当然水のみ。髪も自分で切るようになった。
  壮絶に思える節約生活だが、本人は悲壮感などどこ吹く風。
こうした「節約を楽しむ姿勢」こそ、ドケチ節約を続ける秘訣なのかもしれない。
【1か月の家計簿】
家賃 4万2000円
水道光熱費(※生活保護のため水道代0円)4000円
食費 2500円
通信費 1万1500円
パチンコ代 約3万円
日用品その他 2万5000円