「おじさんの孤独化」が加速中!? 中年ぼっちにならない方法
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バブル経済に沸いた40代男性=オジサンと、デフレ不況を粛々と生きる今のオジサン。実際はどちらが幸せなのだろうか。
さまざまなデータを基に、この30年間で中年男がどう変化したのかを追ってみたところ、40代中年男の孤独化リスクは高まっているという。

◆オジサンがぼっちにならないために

「昔に比べ、今の40代中年男は定年後に孤独化するリスクが高まっています」と危機感を募らせるのがオジサン研究家の岡本純子氏。

「昔は年金が安定し、夫婦の役割分担が明確でお互いが拠りどころになっていました。ですが、今は違います。
地縁・血縁も希薄化、将来は不安定で、未婚率は高く、単身世帯も多い。すでに焦燥感を覚えている高齢者は多いんです」

 孤独化の大きな原因のひとつが、オジサン元来のコミュ力不足だ。

「共感をベースにしたコミュニケーション能力は、人間関係を良好に築く基礎スキル。
しかし、競争に勝って出世するには、相手を論破し、自分が優位に立つ能力が求められます。結果、共感力が未熟なまま中年を迎えてしまうのです」

 職場以外でコミュニティに所属していないと、退職後に孤独に苛まれる中年男性は多い。

「職場では仕事の中で承認欲求を満たすことはできますが、退職後は組織で威力を発揮した名刺なんて露ほどにも役に立ちません。
ひとりの人間として周囲と関係性を築けなければ、ひとりぼっち。特に最近では、熟年離婚が多く、そのまま孤独死に繋がるケースも。夫婦間でのコミュニケーションを怠らないようにしてください」

孤独に陥らないためには職場とは別の居場所を持つことだという。

「特に、仕事に就く前に長い時間を一緒に過ごした旧友は、利害関係がなく、しかも自分の過去を知っているので、会うだけで安心でき孤独感が癒やされます。
もしくは、近くのスナックに通うのもいい。ママが仲介役になってくれて周囲の人と繋いでくれますので、週末や空いた時間に行きつけのお店を何軒かつくっておきましょう」<取材・文/週刊SPA!編集部>