自殺予防「まずは相談」 横浜市がチラシ配り
2019.9.20 07:02

9月を「自殺予防月間」とする横浜市は、横浜駅構内で自殺防止を呼び掛けるチラシ配りを行い、
通行人らに「誰もが自殺に追い込まれることのない社会の実現」を呼び掛けた。

チラシには「気づいてください!体と心の限界サイン」というメッセージとともに相談窓口の連絡先
などを記載した。市障害企画課の榎本良平担当課長は「まず周りの人に悩みを話すこと。また、
悩んでいる人に気づいたら、受け止める気持ちを持って接してほしい」と話している。

市によると、平成29年の市内の自殺者数は495人。近年のピークの22年以降、減少傾向だが、
同課は「依然として多くの市民の命が失われている。非常事態は続いている」と警鐘を鳴らし、
対策を強化している。

チラシ配りには、同課のほか、JRや私鉄各社の職員、ボランティアら計約50人が参加した。

https://www.sankei.com/region/news/190920/rgn1909200004-n1.html