辛いこと苦しいことから逃げているようにしか見えない、かつやに比べ、
働きながら小屋暮らしをして九十九里の良さを発信してる様にも見えた、たーの方が好きだった。
地元の人にしたって、かつやより、たーの方が、居てくれても良い存在だったと思う。
なのに、残ったのは、かつやの方。

小屋どおしが徒歩1分というのは偶然とは全く思えず、
上京して都会での就労に心身共に疲労困憊の状況、そこまではかつやと境遇が一緒だった、たーが、
ネットか何かで、かつやの存在を知り、かつや小屋の近くに行ったのかも知れない。

でも、かつやの自由すぎる性格について行けなくなって距離をおいたと想像する。
かつやの小屋よりも、ちゃんと作ってあったあの小屋が
もぬけの殻になっていると思うと物悲しい。