【大阪】<タワーマンション>男性転落死 妻を殺害後、自殺か

 18日午後11時45分ごろ、大阪市浪速区敷津東2のタワーマンション(33階建て)前の路上で「男性が上から転落したようだ」と通行人の男性から110番があった。
大阪府警浪速署員が駆け付け、26階に住む無職の男性(68)が倒れているのを発見し間もなく死亡を確認。
自宅では、整体院経営の妻(66)が首にコードのような物が巻き付いた状態で死亡しているのが見つかった。

 浪速署は夫が妻の首を絞めて殺害後、部屋から飛び降り自殺を図った可能性があるとみて調べている。

 浪速署によると、夫婦は2人暮らし。19日午前2時10分ごろ、マンションの別の部屋に住む娘と署員が夫婦宅の玄関の鍵を開けて入ったところ、
妻がキッチンのテーブルの脇で部屋着姿であおむけに倒れていた。
室内が荒らされた跡などはなかった。

 現場は南海難波駅の南約700メートルのマンションやビルが建ち並ぶ地域。
同じマンションに住む男性(36)は「エレベーターで夫と一緒になることがあった。
自分の子に『いくつになったか』と声をかけてくれるなど、優しく穏やかそうな印象だった」と驚いた様子で話した。