>>最初は手探りでした。はじめの段階では、若者に実際に接触できないから問題の実相を把握できない。
困っている若者たちがどこでどうやって過ごしているかもわからない。
ですが、国の若者支援事業がスタートすると、そこを訪れる人からデータが得られるようになったんですよ。

>>私自身が若者の状況を一番よく知ることができたのは、地域若者サポートステーション(通称サポステ)です。
〈学校ー会社〉というレールから一番外れている、無業の若者(いわゆるニート)に対する支援事業です。

>>経済的に貧しい人は、片道3000円、往復6000円もかけてステーションには行けない。
車をつかえない人もいる。結果的に、私たちはサポステに来られない人たちの情報を入手できなくなるんです。

RJIF Intern Project 第1弾 日本の貧困 第7回 宮本みち子氏
https://apinitiative.org/doc/internship/7_miyamoto.pdf

真摯なようでいて、裏では若者支援を介して自分の研究に必要なデータを入手したいという黒さがにじみでている
サポステの関連スレに付けられた「データ」「クレクレ」の部分には学者達の本音が簡潔に表現されていたのであった