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マテリアル・パズル 連載中
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0001粗筋書の三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:09:16.23ID:???
月刊少年ガンガンにて 2002年2月号より連載が開始された「マテリアル・パズル」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は粗筋書きがテンションあがってくることで二日に1話のペースで連載されるようです
たまにテンション下がって変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね


※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

関連スレ等
連載中スレの楽屋裏 第35幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/

連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫(更新停止中)
http://rensai.nobody.jp/
0002粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:10:29.33ID:???
*最初に連載中スレのルール、テンプレ
【連載中スレに参加したい人へ】
・連載中スレとは?
 すでに連載終了した漫画を第1話〜最終話まで順々に『連載されている当時に戻って』語り合うスレです。
 過去の作品を現在進行形で楽しめ、1話ずつ掘り下げてじっくり語り合えるので、
 今までと違った面白さが見つかるかもしれません。
 基本的に1日1話、定時に更新します。月刊漫画などページの多い漫画は2日に1話といった場合もあります。
 時折何らかの都合で更新出来ない日や、時間が早まったり遅れたりする事もあります。

・連載中スレに参加する上での注意。
 漫画が連載されているものとして語り合うのですから、当然先の展開など知りません。
 「主人公の過去にはこんな秘密が!」「このキャラの正体は○○だ!」「こいつ後で裏切る」
 などといったネタバレ発言はご法度。
 まあ現在連載されているまでの情報で予想・推測可能な場合は、それを明記して書き込むといいかと。
 連載当時に先の展開を読めた人もいるんだしね。
 でも容易に先が読める時はともかく、安易なネタバレは空気を壊すだけ。
 「俺の勘だけど孫○空とピッ○ロって宇宙人じゃね!?」とか客観的に見てどう思う?
 それとメル欄会話も出来るだけ避けましょう。

・連載中スレの時空間。
 連載中スレは基本的に『連載当時に戻って』語り合います。『現実時間』でやる形式もあるけど基本は『連載当時』ね。
 よって、現実で起きた出来事、発売されたゲーム、話題等も当時に戻って語り合いましょう。
 故に時事ネタは注意しましょう。
 『時事ネタは極力控える』『未来の固有名詞、AAは出さない』『時事ネタを振る時は結果を覚悟してから!』
 なんか怪しいなと思ったら楽屋裏にどうぞ。
 ちなみにリアルタイムで1日経っても、スレの中で週刊漫画なら1週間、月刊漫画なら1ヶ月経ってます。

・次スレが立ったら。
 次スレが立ち、誘導するためのリンクが貼られたら、そのスレの残りは楽屋裏となります。
 連載中スレに関する感想、話題など、好きな事を語り合いましょう。
 次スレが立つのはたいてい950前後ですので、あまり多くを語り合う事は出来ません。
 だからこそ濃縮した話を出来るのです。これも連載中スレの華。
0003粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:11:23.08ID:???
【連載中スレを立てたい人へ】
 まとめWikiの『連載中スレについて』を熟読の上、ここ楽屋裏で相談しよう。

【連載中スレで困った事が起きたなら】
・揉め事、トラブル発生時は連載中スレの楽屋裏でご相談を。
 ここ『連載中スレの楽屋裏』は、連載中スレでは話せない事柄を話し合うためにあります。
 スレ立ての相談はもちろん、あらすじ書きさんが定時更新不可能な時にあらすじを貼り、代理更新を依頼するなど。
 連載中スレで話せない雑談を交わす事も結構ですが、ここは連載中スレ全ての楽屋裏ですので、
 ひとつの連載中スレについて延々と語り合うのはやめましょう。
 とはいってもみんな適当に雑談したりしてますから『空気を読んで』気軽に語り合うのも有り。

・連載中スレにてネタバレされたり、連載終了した作品を語り合ってる事に疑問を感じる人が現れたら。
 スルーしよう。
 ただし連載中スレの主旨を知らず、初めてスレを覗いただけの人である可能性もある。
 その場合は楽屋裏へのリンクを貼り、改めて連載中スレの主旨を説明して仲間を増やそう。
 また、単にまだ出てきていない部分の話を「もう出てたはずだよな〜」と勘違いしてレスしただけかもしれないし、
 本スレやその漫画関連の別スレと勘違いして、素のレスをしてしまう事もある。
 ネタバレをされたからといってそれが悪意の行動とは限りません。寛容な精神を持ちましょう。

・人多杉とか出て見れない時。
 専用ブラウザを使えば見れます。2chを見るためのソフトで、無料で使えて便利機能いっぱい。
 さらに鯖にかける負担を減らすため2ch側から推奨されてます。以下のアドレス参照。
ttp://directory.infoseek.rakuten.co.jp/196491/
ttp://2ch.tora3.net/viewer.html
ttp://www.monazilla.org/
0004粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:15:24.18ID:???
*補足
マテリアル・パズルは本来ガンガン1冊につき二話ずつ掲載された方式でしたが
連投規制や1話のボリュームの多さ等の問題により
申し訳ありませんが>>1の通り、1話ずつのペースで投下させていただきます
「連載中」とは少し趣が異なる仕様となりますがご了承くださいませ

連投避けに30分ほど立ちましたら、本編のほうを投下する予定です
0005粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:44:48.83ID:???
[1000年前 大地の底から現れた大魔王デュデュマが 世界を滅ぼした]
夜空に浮かぶ光り輝く竜のような何か その眼下にはいたるところが爆発する町並み…

[デュデュマにはいかなる文明の力もかなわず
 人々はあきらめ滅びをうけいれはじめていた]
…雪道のような場所を歩きながら、誰に語るか一人、そう呟く少年の姿があった
それと同時に、その光の竜に対抗する光景も映し出されるが

[これは大地の法則なのだと
 進みすぎた文明への 大地を汚し傷つけつづけた自分達への報復なのだと―――]
さらに大地から伸びる、禍々しい顔の何かが、その地面を破壊しつくす・・・

「違う」 そこで、少年が自身の語るその物語を否定する
「大地は…そんなことでデュデュマを生み出さない
 デュデュマが生み出されたのは…… デュデュマが生み出されたのは・・・・・・!!」

雪山に足跡を付けながら叫ぶ少年 ……デュデュマが生み出されたその本当の理由は、そこで止まり
再び、大魔王を巡る物語が少年の口から再開される

[世界が滅びゆく中 人類がすべての希望をなくしてゆく中――― それでも デュデュマに立ち向かう者達がいた
 彼等は文明の力も使わず たいした武器も持たずにデュデュマに向かっていく
 彼等はデュデュマと似た力を持っていた 唯一デュデュマに対抗できる力―――]

     マテリアルパズル
「それが  魔 法 」

[彼ら 魔法<マテリアル・パズル>の使い手によって デュデュマは倒された
 世界は滅んだが――― 人類は細々と行き長らえた
 そして――― 1000年後……この大地のために再び その力が必要になった

 その力を使う者達―――  "魔法使い"が―――]
そして少年は雪山の先へと進み…ここに、幾多の"魔法使い"達の物語が始まる・・・
0006粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:45:48.32ID:???
…赤い扉の前で、苦しげに息を切らせる冒頭の少年 この扉の向こうには―――
険しい形相で、その扉を睨む少年 そして少年は、その扉に手を伸ばし…

 どんな時だってあたしたちは一緒だろ?

 たとえ…もしこの身体が分かれる日が来ても

 一度ひとつになった魂は二度と離れることはないよ

重い音を立ててゆっくりと扉を開き、目の前が光に包まれる、扉の向こうで少年を待つものとは・・・


  マテリアル・パズル
 【序章 大地の片隅の3つのかけら】

 第T話 | アメ玉と魔法使い

のどかな自然に囲まれた、海沿いのとある場所 のどかなその地には、一つ、異彩を放つ場所があった
雲をつくほどの巨大に突き出た、壁のごとき険しく切り立った断崖があり
その断崖の横には、頂上に向けた看板が立ててあった

<魔法使いの家 あと500m 御用の方は頂上まで昇ってきてね>

「アホか――――!!!」そんな看板を前に、何者かの叫びが響きながら
「ハァ こんな断崖昇れるか―――!!! ハァ ハァ 何が昇ってこいだ―――!!!」
息を切らせてそうぼやきながらも、その険しい断崖を登っていく、一人の男の姿があった
ぼやきながら、昇ってるオレはアホだーと叫ぶ男 蒼空にやまびこが響く

それでも、男は軽快にその断崖を苦もなく駆け上がる 立て看板も徐々に目的地まで近づいている事を示し
立て看板があと10m、と示し…男ももうひとふんばりし崖を上って行く …が、その先で目にしたのは

<嘘だよーんバーカ あと300m>
0007粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:46:48.55ID:???
「て てっ てめェ絶対上にいろよこんちくしょォオオオオオオオオオ―――ッ!!」
やり場の無い怒りに震えながら、その怒りのままに一気に断崖を走りぬける男でした

…こうして、無事に頂上へと辿り着いた男だが、次はうっそうと生い茂った森が彼の行く手を阻む
「この奥にいるのか…?伝説の魔法使い……」 
どこか、不安げにそう呟きながらも森に足を向ける、と…またあの看板があった

<魔法使いの家 こっち→>

男も一度は無視しようとするも…他にアテがあるはずもなく、やむなくその看板の示すほうに向かう
で、あっちやらこっちやらに誘導して、辿り着いた先は

<↓ やーいひっかかった 底なし沼でしたー ゲラゲラ>

そのまま白目向いて底無し沼にずぶずぶ沈んでいく男でした そんな様子をねこも見つめ −ω−)

* ざんねん! かれの ぼうけんは これで おわってしまった!

・・・
―ミカゼ― 「ミカゼ」 「長老達が呼んでいるぞ」

底無し沼に沈んでいた、ミカゼと呼ばれた男が、その声に振り返る
ここで場面は少し遡り、彼が魔法使いを探す事になったいきさつへと移るのだった

長老の前で膝をつくミカゼ 長老と大ババの二人は、村一番の強き者、ミカゼにしか頼めぬ事があると言う

「お主も感付いていると思うが… この村は今未曾有の危機じゃ」
「見ればわかります」

そう返しながら外を見やると、村の中心には家屋をはるかに超える超巨大なきのこが生えていた
…村の人たちはその凄まじい大きさのきのこに声をあげるのどかな光景があったけど
0008粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:47:25.86ID:???
(気づけよ お気楽住人ども…)
事態の深刻さにまったく気づいてない様子の村人達にはミカゼも心の中で突っ込みつつ
その巨大キノコは、毒キノコのヤマクイダケ 
あと一ヶ月もすれば毒の胞子をばら撒き、村どころかこのあたり一帯の地が滅ぶと言う
村を捨てることもミカゼは提案するが、それは最後の手段、として… 長老はミカゼに頼みがあるとしながらも
苦しげに咳き込みながら、わしがあと30年若ければ、と悔いる長老…

「いいか…よく聞くのじゃミカゼ 東の東…山を越え 谷を越えさらに東に進んだ地に…
 3人の魔法使いが住んでいると言われておる…
 不思議な力を持った者達らしい… 100年以上も生きていて知識も沢山ある
 その者達なら 何かよい知恵を授けてくれるやもしれん…」

魔法使いの噂は、ミカゼも聞いた事はあるが…
・・・そして、長老はミカゼに村の未来を託し・・・長老は静かに力尽き、ミカゼの叫びが響く・・・

大ババ様もミカゼに向けて語る 魔法使いが住んでいる地まで常人なら3ヶ月はかかる荒れ果てた道のり
だが、ミカゼなら二十日もあれば帰ってこれよう、としつつ…
…ミカゼにアメを忘れずに持っていく様に、と言う大ババ様 なんでも魔法使いは飴が好物なそうで
・・・そして、大ババ様も村の未来をミカゼに託し、力尽きる・・・
二人の長老を失ったミカゼの慟哭がひびk

「ミカゼよ……」あ、長老が目を覚ました
「その魔法使い達はなるべ人との関わりを避けておる 簡単には…会えん…
 荒野の中の…絶壁の高台の……上…人などとても昇れぬ場所じゃが…」

ミカゼもおまかせください、と自身をもって長老に返す
そして、改めて長老が力尽き・・・ あ、今度は大ババ様が目を覚ました
そんな起きては力尽きて、その度に叫ぶミカゼのやり取りを何度か繰り返し…

そうしてミカゼが村を旅立つ時がやってきた 
村の人たちも皆、その旅立ちを見送るのだった 生きてた長老と大ババ様も
0009粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:48:59.48ID:???
・・・「うを―――」ドザーっとミカゼが底無し沼から這い上がって来た
「こんな所で回想入れてる場合じゃないんだ… はやくしないと……!!」
苛立ち気味に呟くミカゼだが…さらに森を進むと、その先にいたのは凶暴な?くまであった 

\がおー/ 吠えながらその熊手を振り上げるが、ミカゼはそれを容易く避けて、その場の木を蹴り上げると
くまに向けてリンゴがぼこぼこ落ちてきた それでも食ってろ、と立ち去ろうとするミカゼだが
かえってくまの怒りを買ったようで、再びミカゼに襲い掛かろうとする!が…

「うるせぇなァ 俺は急いでんだよ 疲れてんだよハラ減ってんだよ 気が立ってんだよ」
怒りの形相でミカゼも振り返り――― 森の中に、鈍い音が響き渡った

日も暮れた頃…ミカゼはようやく一軒の家を見つけた 恐らくはここが魔法使いの家だろうか
誰かが住んでいる形跡はあるが…ひとまず家の戸を叩いてみるが…反応がなく、もう少し強めに呼びかけて見るが
ミカゼの後頭部に硬い球が直撃した 頭押さえながらも振り返ると…
そこにいたのは小柄な…幼い印象すら感じさせるような小さな女であった
彼女が一〇〇年以上も生きている魔法使い…? ミカゼも目を丸くするが

ひとまず用件を伝えようとするが、またどたまに硬い球投げつけられた
まず名を名乗ると命じられ、渋々自己紹介

「ミルホット村から来ました 御風<ミカゼ>と申します」
「あたしはアクア 大魔道視アクア よろしくね」

少女、アクアもそう名乗り…フードに隠れた顔の影、その奥に、猫のごとき鋭い瞳が覗く
で、アクアに用件を伝えようとして、またどたまに球投げつけられた
頼みごとがあるならそれなりのものを用意しているのかを問われ…ミカゼも調達していた飴を降ろし
カバン一杯に詰め込んだ飴玉をざっとアクアに差し出す、が・・・

「棒ついてんのこれだけ?」(うずまき飴一本
「え はい」

またどたまにry 痛そうな声をあげるミカゼをよそに、アクアも呆れたようにため息付きつつ
0010粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:49:58.43ID:???
「あーあ わかってないねェ これじゃ振れないでしょ
 これはステッキのかわりなの わかる?  魔法使いは魔法のステッキでしょ?
 あたしのステッキはこれ!わかった?」

涙目になりながらもミカゼは堪え… 他の二人はいないのかを問うが またry
「わけのわからんチビだ 他のふたりと話をしよう ―――って考えただろ今」
おまけにミカゼの考えも見透かされていました アクアの話では二人は今は留守だそうで
・・・ふと、ミカゼは魔法使い、に関してアクアに問う
魔法使いと言えば火を出したり、空を飛んだり、不思議な薬を調合したり、というのが昔話でも度々書かれている
本当に、人間がそんな力を使えるのか、と問うミカゼ

「見たいの?あたしの魔法」「―――できれば是非!」

「やだね」
ミカゼの頼みは容易く一蹴された、これにはミカゼもちょっと白い目 ……だが

「見せる?今?あんたにここで? 敵かもしれないいきなりの来訪者になんか見せられないね
 ―――どうしてもってんなら それなりの覚悟はできてるんだろうねェ」
アクアがそう告げると、彼女のもっていた棒付き飴が尋常ならざる威圧感を放つ…!!

(やばい・・・こいつやばい… 怖い…帰りたい…)
さしものミカゼも、その威圧感を感じ取り、強張った表情で気圧されてしまう
・・・ひとまず、アクアも話を聞いてくれる気になったようなので、その用件を伝える
村に生えたヤマクイダケをなんとかできないか…との頼みに、アクアは飴を口に含みながらなんとかできると即答
自分が行って魔法を使えばいい、とのアクアにミカゼも村まで来てください、と頼み込むが

「やだね」


 \完/
0011粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:50:55.78ID:???
オワッテナイオワッテナイ
「そんな所まで行くわけないっしょ」
そう言いながらまた球をミカゼに投げつけるが、ミカゼそれをキャッチ!
そして渾身の力で球を投げ返す!! が、アクアに簡単に蹴り返された 結局顔面直撃でした
・・・無論、アクアもタダのイジワルでそう返したわけではない
彼女たちはただでさえ狙われている身、不老不死の秘密を手に入れようとする金持ちや国家
さらには彼女たちの血を飲めば不老不死になれる、と思い込んだ輩に暗殺されかけた事もあった
だからこそ彼女達はこんな所で暮らしている、遠出などできないとするアクア、だが・・・

「全員ぶっ倒してやる」
倒れたままで、ミカゼはアクアに向けてそう返し
そして立ち上がったミカゼは、アクアを真っ直ぐに見据えながらこうも続ける

「あんたにまとわりつく敵はすべて俺が追い払う!
 あんたには指一本触れさせない! 約束する 守ってみせる!!
 そして無事にまたここに送り届ける!! それでどうだ!」

アクアは真っ直ぐに自身を見据えるミカゼを一瞥しながら…その脳裏に、何かが浮かび上がる
小さな子供が、『お姉ちゃん』に助けを求め …そんな子供に『お姉ちゃん』がその子に手を伸ばし―――
次の瞬間、閃光と共に、大爆発が地平を包み……

……忌々しげに表情を歪めながら、口に含んだ飴を噛み砕くアクア
アクアの「ミカゼは強いのか?」との問いかけにミカゼは「―――俺は強い!!!」と迷いなく返す
「普通三ヶ月かかるここまでの道を七日で来た!!断崖も登ってきた!!
 大きな獣だって一撃で倒せる どんな奴が襲ってきたってぶっとばしてみせる!!」

そう豪語するミカゼに…アクアはミカゼの頭に散々ぶつけてた球を軽く投げ渡し
投げ渡したそれはゴーラの木の実と呼ばれるもので、これを素手で割れれば付いていく、との条件を出す
何も道具を使わずに素手で、と言う条件に、ミカゼも自身満々でその木の実に鉄拳をぶちこむ!!
―――だが、ミカゼの拳に木の実はビクともしなかった ミカゼも思わず涙目
0012粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:51:44.19ID:???
「そんじゃあたしは寝てるから 割れたら起こしてね
 割れなかったら諦めて帰りな」

それだけ言って、アクアは家の中へと引っ込むのであった
・・・それから、ミカゼは夜通しでゴーラの実への集中攻撃を浴びせるが傷ひとつ付かず
木に叩きつけながら乱打をぶち込むが、やはり実はびくともせず、逆に打ち付けられていた木の方がへし折れるのだった
これにはミカゼもへたり込んでしまうが……それでも、村の皆のために、ミカゼはその力を振り絞る…!!

その頃、村のほうでは巨大きのこの下で村人達がどんちゃん騒ぎをしておりました
村人達が巨大きのこの下でエンジョイしているのを、ミカゼには知るよしも無いのであった

…中で横になってたアクアだが、ミカゼの叫び声がうるさくて寝れなかったようで
目ざめたアクアが、ゴーラの実と格闘するミカゼを見据え…ふと、何かが足元に落ちていた
拾い上げたロケットのような物はミカゼのだったようで…アクア勝手に中身開け
これにはミカゼもお怒りでロケット奪い返し どうやら中にあったのは家族の写真なようで
とはいえ、両親は既に死んでいない、そうだが・・・

「―――アクア あんたは家族はいるのか? こんな所に住んでて…」
「いたよ そういやあたしもロケットに写真入れてたっけ」
「…… 今は?」「ジャマだから外してる」

そう返しながら、ミカゼがうるさいので森で寝る、とアクアは森の中へと向かうのだった

……夜も大分更けてきて、ミカゼのお腹がぐーとなった
さすがに大分空腹なようで、留守になった家の中を物色中 ふと、家の中にかけてあったロケットを見つけ
…ちょっと気がひけるが、お互い様だ、とロケットを開くが…中に何も入っておらず
他にロケットなんて…そういいながら振り返ると
机の上にロケットの模型がありました ミカゼもどう突っ込んでいいやら
0013粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:52:20.09ID:???
とりあえずロケットを開けると、中には笑顔の少女の写真があった
まさか彼女の子供、と言うわけでもないだろうが…ミカゼも首をかしげていると
ロケットのブースターが点火し、ミカゼの手を離れ そのままロケットは夜空に消えちゃうのでした
困惑するミカゼをよそに… アクアの方は木の上で飴を口に含みながら、一人呟く

「気持ちだけじゃ何も救えないよミカゼ あの実を素手で割れるなんて化け物だけだよ」

・・・朝になり、アクアが森から出ると
そこでは今だゴーラの実と格闘するミカゼの姿があった
岩壁に実を置き、血まみれの拳を握り締めながら…静かに集中するミカゼ
そして、その目を見開き!ゴーラの実に自身の渾身の一撃をぶち込む!!
が・・・岩壁を砕いても、その身はやはり砕くことができず…
ついに、ミカゼは力尽きその地に倒れる・・・・・・

…荒く息を吐きながら…ミカゼはアクアの姿に気が付き
倒れながらミカゼは、アクアに村に来てくれ、と懇願するが…その願いを、アクアは駄目だと一蹴する

「……… どうして…」
「あんたが弱いから」
厳しいアクアの言葉に、ミカゼも何も言い返せず…そしてアクアはさらに続ける

「どうした? 立ちな 立て
 手が使いものにならなくなったら頭突きでもなんでもすりゃいいだろ!!
 あんたの思いはそんなもんか! 立て!!」

……その言葉にも、もはやミカゼは反応せず…アクアもその場を立ち去らんとするが
「ちょっと待て 今なんてった?」「………あんたの思いは―――」

「手 じ ゃ な く っ て も い い の か !?」

目を見開きながらミカゼはそう叫ぶ、と共に…突如ミカゼは大声で笑い出した
そして、倒れていたミカゼが起き上がり、ニヤリと笑みを浮べながら言う
0014粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/07(火) 17:53:14.74ID:???
「3ヶ月かかる道のりを7日で来たのも
 断崖を登ってきたのも
 獣を一撃で倒したのも

 みんなこの 脚 だぜ」

笑みと共に・・・・・・ミカゼの蹴りが、一撃でゴーラの実を砕く!!
見事にアクアの出した条件をクリアしたミカゼ、自慢げに真っ二つに割った実をアクアに見せるが

「あ――あ… バカ」
アクアはため息混じりに呟くと…ミカゼの蹴りを受けた岩山の頂上が、鈍い音と共に崩れ落ちる!!
二人に向けて落ちてくるその巨大岩を前にミカゼもうろたえるばかりで
・・・すると、アクアがミカゼの顔面踏みながら落ちてくる岩に向けて飛び上がり
手にした棒付き飴に光が宿り、その飴を岩に向けて振るうと 

巨大な大岩が一撃で、粉々に砕け割れる・・・・・・!!

砕け散った大岩の瓦礫を前に、ミカゼも目を丸くし…
そして、フードをぬぎ捨てたアクアの素顔を目の当たりにするミカゼ…

(こいつ・・・ やっぱり・・・ クソガキじゃねーか)

目の前のその大魔道師、アクアの姿は彼が思っていたとおりの
黒い服に身を包んだ、ツインテールの少女の姿であった


 ここからが 俺の――― いや
 彼等の 本当の大冒険のはじまりだった


<続く>
0016マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/07(火) 19:58:50.28ID:???
清杉からファンタジーかー
ガンガン特有のギャグ満載ファンタジーで行くのかねえ
0017マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/07(火) 20:08:08.26ID:???
意外とシリアスもかけたんだなこの人
戸塚先生はギャグでしか知らなかったからちょっと意外
なんだけどアクアとミカゼはノリがまんま清杉になりそうだなw
0018マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/07(火) 21:05:44.87ID:???
アクアがいろんな意味で完全にリナ・インバースな件
0020マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/07(火) 22:42:49.01ID:???
個人的には絵がどうこうってより
スクリーントーンとか一切使わない人だから、その辺の見栄えの印象も悪く見えちゃうのかもしれん
0022マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/08(水) 11:25:24.04ID:???
後の微妙たちは試行錯誤しながらやってるのかなあ
微妙じゃなくて人達だった
社長がかわって業績悪化で倒産したり
0023マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/08(水) 11:26:19.08ID:???
NHKのショーランナー交代はそれと似たようなもんなんじゃねーかな
0025マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/08(水) 13:12:06.32ID:???
最初のデュデュマ?がどうのこうの言ってるのって杉小路?
やっぱギャグなのかなこの漫画
0027マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/08(水) 17:39:16.46ID:???
つーか主人公は誰なんだろこれ
アクアかミカゼか、それとも最初に出てた男の子か?
最後のミカゼの語りで 彼等 っていってるからあの男の子も絡んでくるのは間違いないと思うが
0028粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:09:22.43ID:wWCWLhNu
ミカゼの村に寄生したヤマクイダケが毒の胞子をばらまくまであと3週間
それまでに魔法使いアクアにヤマクイダケを対処してもらわなくてはならない
さっそく出発しようとするミカゼだったが アクアは大きくあくびしながら

「あ――かったりィ 行くなんて約束しなきゃよかった」
「そーゆー事は聞こえないように言え 行くぞ!!」
「もうちょっと暖かくなってから行こうよ あと2ヶ月くらいしてさ」
「村滅んでるわ!!」

横暴なアクアの態度にはミカゼも突っ込みいれつつ、なんやかんやで行く用意は出来たようです


  第2話 | おめんとミカゼ


とはいえ問題は、どうやってアクアをこの断崖からおろすか、である
おんぷの提案は却下しとくミカゼ 断崖を降りるのにおぶって降りるのは危険すぎる
アクアの魔法でなんとかならないのか聞くが…浮いたり飛んだり、という魔法は使えないそうで

「ミカゼ 見ただろ? あたしは大岩砕いたのを
 あれがあたしの魔法だよ 壊すのがあたしの魔法!」
「壊す・・・だけ?」「だけ」

…なら、乗り物とかは無いのか聞いてみるミカゼ
魔法使いと言えば、魔法のじゅうたんとか、てなずけた巨鳥とかが定番の乗り物だが
・・・すると、不意に周囲が暗くなり、何かの羽の音が聞こえてくる ミカゼが空を見上げると

その空には、巨大な竜が空を飛ぶ姿があった…!!

伝説でしか聞いたことの無い、その巨大な(丸々とした)竜がアクアの操る乗り物… ミカゼも戦慄するが
・・・竜はそのまま空の向こうへと飛び去っていった ただの通りすがりでした
0029粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:10:10.28ID:???
で、結局当初の提案どおり、おんぶで降りる事に
アクアの身を背中に抱えて、いざ出発! ってところでアクアが忘れ物を思い出した
そして帰ってきたアクアが、ミカゼの背中におぶさり

かぽ・・・ と、なんかへんなおめんかぶせた

「さあ出発―――!」
「まて―――っ!!!なんだこれは―――っ!!!」
「おめんだよ 見てわかんない?」「見えんわ!!」

近くに有った水場で自分の顔を確認して また「なんだこれは―――ッ!!!」と声をあげるのでした
ミカゼが頑張ってもそのおめんはとれず…アクアがそのおめんは自分との契約、だと語る
イジワルな笑みを浮べながら、万が一にもミカゼがばっくれたり裏切ったりしないための保険、だそうで

ついでに言えば従来の品と違って前も見えるし通気性も快適らしい すごい高かったとも
とりあえずミカゼの身の回りのことはどうするのか、に関してはいったん取説を確認

「面をそのまま水につけると給水口より水を取り込み 頭髪・顔面・口内を自動で洗います」
「無駄に高性能だな」
「―――で物を食べるときは―――アゴの下のボタン押してみ そこから食べ物入れな」

アクアの指示に従うと…おめんのぶっといたらこくちびるがかぱーと開いた
これにはミカゼもげんなり orz
しょうが無いので町に着いたらもっと良いの買ってあげるから、と約束しとくアクア

「本当だな!? 絶対だぞ      違う とれ!!!」

・・・そんなこんなやってたらまた日が暮れそうになり
沈む夕陽の中、ミカゼはアクアを背中におぶさりその断崖を駆け下りるのであった
0030粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:10:46.53ID:???
―――夜が終わり、朝になった頃…断崖ふもとの町の近くに、町の住人と思わしき男の姿があった
彼は三人の魔法使いにかけられた賞金を狙って街に辿り着いたが
あの断崖を見た瞬間、男は心が折れた 昇るのを諦め、魔法使いが町に降りてきたところを狙う作戦に変えたが
ここに住み着いてもう6年 魔法使いは一向に姿を見せることはなかった

「故郷に帰るかな…… …でもここも気に入ってるんだよなァ…」

・・・すると、地平の向こうに何かが猛烈な勢いでこちらに向かっているのに気づく
爆走してくるそれは、三人の魔法使いが一人、アクアを抱きかかえたミカゼであった
背中で寝てるアクアに、もうすぐ町に着くと声をかけて起こす アクアまだちょっと寝ぼけ
……その少女の姿に、男も気づいた アレはまさしく手配書に書いてある三人の魔法使いの一人…!!

「んでどうすんだよ このまま町に入るのかよ 大丈夫か?顔割れてて襲われたりしないだろうな」
「あたしが前に来たのは10年も前だからね 平気だよ」

・・・そう、言ったそばから魔法使いを狙う男が襲いかかろうとする!!
が、ミカゼの蹴りに文字通り一蹴された さらば彼の6年の努力

これにはミカゼも全然駄目じゃねえか、と文句が出そうになるが
…鼻歌交じりのゴキゲンな様子で町に向かうアクアの姿に
ミカゼもため息付きつつアクアの後をついてくのであった

まず二人はおめん屋を探す事に、ミカゼもそんな店あんのかと声をあげる
その矢先にさっそくおめん屋見つけた 面あるよ
で、いろいろあれやらそれやら変なおめんミカゼにかぶせて遊ぶアクア
ミカゼももう勝手にしてくれ、と諦めたご様子でした

で、ミカゼは新たに三つ編みツインテのおでこに[殺]と書いたラー○ンマン的なおめんになってた
子供たちにバカにされながらたかられるミカゼ 住人の皆さんもそのミカゼの姿には困惑
アクアの方はおかし屋で飴を調達 なかなかよさげな飴を見つけたようで、アクアも満足そうに
袋一杯に大量に飴を買い上げるアクア これにはお店のおばちゃんもびっくり
0031粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:11:28.86ID:???
「そういや昔ねェ いっつもそのくらい買ってく娘がいたんだよ 穣ちゃんくらいの娘でさ」
そう言いながら…飴を咥えて満面の笑みを浮べるアクアの姿に、おばちゃんもどこか目を奪われていた
ミカゼに支払いを頼みつつ、怪しいやつはいないか尋ねるアクア
ミカゼもこの町で俺より怪しいやつはいない、と返してのける

―――お昼ご飯も済ませて、ひとまず公園でひと息付くアクアとミカゼ
久々の下界とはいえ、はしゃぎすぎなアクアにはミカゼも文句がでつつも
…とはいえ、確かに彼女を狙うような存在は、今の所最初の男だけ
ミカゼもけっこう警戒はしていたのだが…  その後ろでおめんミカゼが子供にたかられ
アクアももう10年も立つのだから大丈夫だとしながらも、いた所でどうでもいい、とする

「この街でくすぶってるのはどうせ断崖を見て諦めた奴等だろ?
 降りてきたところを狙おうっていうね そんなザコどうでもいいんだよ

 敵の資格があるのはね……
 まず あんな断崖ものともせず登ってこれる技術や能力を持っている奴等
 ミカゼ あんたみたいな奴の事だよ」

アクアの言葉に…自分以外にもあそこを登ってきた奴がいたようで
…その中には敵もいたはずだが、アクアは倒した、と平然と返す

「あたし達三人の内のふたりは魔法使いだよ そりゃ無敵さね」
「え!? ちょっと待て 3人全員魔法使いじゃなかったのか?3人とも不老不死じゃないのか?」
「魔法使い=不老不死だと思ってんの?」(ジュースちゅー
「え?違うの!? あんたら不老不死じゃなかったのか?」

「不老不死だよ 不老不死になれたからこそあたし達は これ程の魔法を操れるようになったのさ」

アクアの答えに、ミカゼも困惑気味に首を傾げるが… なら、魔法使い、に関して聞いてみようとするが
ミカゼにたかる子供たちも段々エスカレートしてきてた 大石投げつけたりおめんにガンガン叩きつけたり

* ミカゼがクソガキどもをお叱りしてるところです お待ちください
0032粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:12:35.84ID:???
で、話も出来ないので新しいおめんにして欲しいと願うミカゼ
しょうが無いので再びおめん屋に向かい… 今度は無骨で縦長のモアイ像的なおめん装備
今度のおめんには表情を変える機能が付いているようで

[喜 怒 哀 楽]の喜ぽちり おめんミカゼニッコリ    コワイ

平原に移り、魔法使いという存在に関して問うミカゼ
例えばミカゼも特訓次第で、アクアのような魔法が使えるようになるのか、との質問に
アクアも腕を組んで悩みつつ、それに関して説明してくれるようで

平原にある、小高い丘の前に立つアクア その手には棒付き飴が握られており
…その姿に、ミカゼも何かを感じ取ったか僅かに下がる
「魔法ってのはね 自然界の力や人間の力を変換する事―――」

[それを自由に組み立て 新エネルギーをつくり出す事―――
 この世に 新たな法則をつくり出す事―――
 自然界をとりまくあらゆるパワーや生物を流れる霊気<オーラ>
 それらを司る最も根本的な単体エネルギー マテリアル・パワー]

    マテリアルパズル
「それが 魔 法」

アクアの言葉と共に、手にした飴玉の中で、何かが組み変わる音がかすかに響き―――
地面に落とした飴玉が、次々と大爆発を起こす!!

「これがあたしのマテリアル・パズル 『スパイシードロップ』
 魔法効果は見てのとおり 自らの霊気<オーラ>を組み替えて破壊のエネルギーに変換する
 アメ玉に込めなきゃ発現できないって弱点はあるけどね

 単体エネルギーであるM・P<マテリアルパワー>だけならちょっと操作できる奴はたまにいるんだ
 いわゆる超能力者 マテリアル使いって言うんだけどね
 そういやミカゼのその身体能力の高さも、M・Pの強さからきてるのかもね」
0033粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:13:08.81ID:???
なら、自分にも魔法使いの才能有り!?ミカゼもおめんをニッコリさせるが
それは無理、と笑ってあっさり否定された ミカゼションボリ
アクアが言うには千人の一人の才能の持ち主が、20年ほどの指導を受けて
それでもなれるかどうか ちゃんと魔法と呼べるレベルの組み立てが出来るのは天才中の天才だとするアクア

「はいはいつまり自分は大天才と言いたいと」アクアの言葉に、ミカゼも呆れた声がでる、が…
…アクアは忌々しげな表情を浮かべながら、口にした飴玉を噛み砕く…
「いや…あたし達は不死身にさせられたんだ……! 100年…そりゃ魔法も使えるようになるさ」

……その姿にミカゼも困惑しながらも、ひとまず不老不死と魔法はべつのもので
どちらも自分にはなれない、と言うことは理解し …ならば不老不死とは…
と、聞こうとして…子供たちが後ろから泥玉投げつけられた

* ミカゼがクソガキどもをry

「もうおめんとってくれ―――ッ!!!」^^
「ボタンまちがえてるぞ」

で、三度目のおめんやへの訪問にて、こんどは狐顔のもふいおめんを装備するミカゼであった
とりあえず表情自由につけられる分、いくらかはマシだとするミカゼ
で、街での買い物も済んだことだし、さっそく出発しようとするアクア
だがこれにはミカゼも不平の声がでてしまう 夜通し断崖を降りてクタクタなのだが
そんなミカゼの口に、アクアは無理やり飴玉をねじこんだ

「さ――さっさと来ないと内部から爆破しちゃうぞ―――♪」
「わかりましたくされ外道さん さっさと行きましょう」
これにはミカゼも、もう色々諦めた表情でそう返すしかないのでした
0034粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:14:36.74ID:???
そうして、再びミカゼはアクアをおぶり、彼の村へと向かう
通り道で着いた、行く街行く街でアクアは派手にはしゃぎまわり
彼女と、目立つミカゼの面も相まって、ちょくちょくチンピラどもに絡まれる事もあった
そしてそういう奴等の対応は、約束どおりミカゼがこなし チンピラどもを一蹴する
が…中にはこんな奴もいた、とミカゼはその時のことを振り返る…

旅の途中、二人はとある老人に呼びとめられる どうやら彼はアクアの素性もわかっている様子で
彼は修行中の格闘家で、魔法使い、アクアに勝負を申し込みたい、と願う その前にミカゼが相手になろうとする、が…
…老人は、一瞬でミカゼの背後を取りその首を掴む…!!
それを前に、アクアも自分が相手をする気になったようだが…

その勝負は、襲い来る老人に向け、アクアの爆発する飴玉『スパイシードロップ』が瞬時に彼を吹き飛ばす!!
流石にミカゼも殺してないか心配な様子であったが…それ以上に、彼の脳裏には一つの思いがあった

 アクアは自分を守れと俺に言ったが
 はっきり言って そんな必要ないくらい
 強い!!!

 俺にはまだわからない事だらけだけど
 魔法使い 不老不死 ・・・・・・わかる事は ―――感じる事は
 質自体が俺達とは異なるという事――― 魔法使いは皆 こうなのか

 俺達は順調に進み あと1日もすれば俺の村に着く所まで来た   しかし

ぽかぽか陽気の草原にて、森の動物達と戯れるアクア おぶさってるだけだから元気なこって、とミカゼもため息
森のいきもの達に飴ちゃんあげるアクア ミカゼも爆破すんなよ、と声をあげつつ
そろそろ出発すると声をかける この分なら今日中にはつくはずだとするミカゼ
アクアも、森のいきものたちに手を振って別れようとして・・・

―――それは、突然に訪れた
0035粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/09(木) 17:16:15.26ID:???
その目を見開き…草原に、突如倒れるアクア ミカゼも寝るなーと声をかけようとするが
…アクアのただならぬ雰囲気にミカゼも気がつき…

それから、夜になったが…顔中汗だくで苦しげに息を吐く、アクアの容態は一向に良くならない…
ミカゼも彼女の病に対する免疫力、抵抗力が皆無のその体に困惑の表情が浮かぶ…

「不死身じゃなかったのかよ…」
「不死身だよ――― 大丈夫だからさっさと村行こ」

そう返すアクアだが…明らかにその目に生気がなく…
…ミカゼも、彼女は無敵で不死身の魔法使いなんだ、大丈夫に決まっていると自分に言い聞かせるが…
おぶさるアクアが、苦しげにしながら、もっとゆっくり走って欲しい、と願う
その言葉に、ミカゼも思わず苛立ち気味に声を荒げるが
・・・・・・アクアのその顔は、もはや全身汗だくで、呼吸すらままならない姿で…
ミカゼも、申し訳なさげに俯いてしまい…アクアにいきなり連れ出してすまなかった、と彼女に詫びる
あと少しで村に着く、と声をかけるミカゼだが…アクアからの返事がない…

「アクア? アクア?   あれ?」

星空の下にある、川が近くに流れる枯木の側…二人の姿をねこも見つめ


「死んだ・・・・・・・・・」


静かに、不老不死の存在は、息を引き取った・・・

<続く>
0037マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/09(木) 18:07:07.72ID:???
不老不死があっさり死ぬとか新しいギャグだなハハハ

わらえねえよ・・・なんだよこれ・・・orz
0038マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/09(木) 18:56:30.06ID:???
演出がいいなあ
ギャグの間だけじゃなくてこういう間も上手いんだな
0040マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/09(木) 22:51:17.68ID:???
絶対死なないってわけじゃなくて
クローンがたくさんいて死んだら次のが動き出すタイプの不老不死なのかな?
0041マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/09(木) 22:57:47.90ID:???
浮いたり飛んだり出来ないし、死にそうになっても使ってる様子無いから回復魔法も使えないみたいだな
一人につき一つの魔法。アクアはスパイシードロップって破壊魔法しか使えないってことか
0043マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/10(金) 08:23:25.64ID:???
おめん買うお金はミカゼ持ちなんだろーなあ
変なお面1日に4つも装備されて不憫な人だが、最後のキツネミカゼはかわいい 後ろ髪もふりたい
0045マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/10(金) 12:23:16.07ID:???
え、死んだんだけど

アクアって何のために出てきたの?
不老不死って何?
何より土塚がこんな漫画描いてるのがさっぱり分からん
0047マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/10(金) 19:03:37.51ID:???
不老不死、って呪いの類なんかね させられたとかってアクアの言も見るに
いわゆるDQ方式で死んだ後セーブポイントに戻される、的な不老不死なのかなーとか思い浮かんだ
0048粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:26:17.29ID:fRe4drup
ミカゼの目の前で、不老不死の存在であったはずの魔法使い、アクアは静かに息絶えた
草原に横たわり、眠るように倒れた彼女の姿に…ミカゼはその状況を理解できないかのように
ただただ困惑するしかできなかった…

…彼女の袖から、一つの飴玉が転がり落ちる中…場面は、彼女の隠れ住む断崖の丘に移る
アクアが自身の魔法『スパイシードロップ』を初披露した、大岩を砕いた瓦礫の跡地にて
なにやらデコに●の文様が描かれた、怪しげな男の姿があった
手元の携帯電話のような機械を操作しながら辺りを探るが、反応は無い様で…

「人間の魂の数 0 奴等三人ともこの断崖の上には―――
 いない…… チッ 無駄足ですかァ?」
舌打ちをしながら、アビャクと言う人物に声をかける怪しい男だが、そちらの反応もなく
まだ森で迷ってやがるんですかとどこか呆れた表情が浮かんでいたが…


  第3話 | ライターと少年


と、森のほうでガサガサと物音が聞こえ…森から現れたのは
顔の半分を包帯のようなもので覆い隠した、痩せこけた男の姿だった
その男、アビャクが水を求めてさ迷い…水場を見つけた 
さっそく飛び込もうとするが…でこの男、アダラパタに首根っこ掴まれた
森にも家にもここの瓦礫の下にも、反応が無く、3人がいないと訴える
アビャクもここに住んでるのは間違いない、と返すが…アダラパタにその舌の根っこをつかまれ引っ張られてしまう

「アビャクさん てめーがよんだからわざわざ来たんですよ さっさと一緒に探してくれませんかねェェ!!
 聞けばこの場所にあの3人が住んでいるってーのァ
 この地方じゃ かなり昔っから有名だっつーじゃないですか
 それをやっと今さらになって情報入れて…しかも中途半端にここに奴等いないとくる」
0049粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:26:49.46ID:???
据わった眼つきでアビャクを見下すアダラパタ とりあえず舌から手は放しつつ
ずっとずっと、ボクらは準備をしてきた、と演説を披露するかのように語る
そしてその準備も整い、あとは実行するだけ…
との言葉を無視してほふく前進で水場に向かうアビャク、が、アダラパタに顔面踏みつけられた
この数年のアビャクの成果の無さにはアダラパタも淡々とした口調ながらも
やはり相当おかんむりなようで、踏みつけたアビャクの顔面グリグリ

アビャクもちゃんとやってはいたが、身体を壊してしまい…
と、首をかすかに揺らしながら言い訳するが、アダラパタに一瞬でその嘘を見破られ顔面にエルボー
そのまま顔面ぐしゃぐしゃに踏みつけながら、アダラパタは言う

「言ったでしょうアビャク てめーは嘘をつくとき首を小刻みに動かしやがると
 単純なんですよバカなんですよ
 犯行的な態度してると ジャンクーアの奴みたく幽閉されちまいますよォ
 何処とも知れぬ場所にねェエエ」
「う… それは勘弁してくれ」

とにかく、ここに3人がいないのは確かな様子 とりあえず待っていればその内帰ってくるのではないかとしつつ
二人で待ってても仕方ないので、アビャクは降りて周囲を探索するよう命じるアダラパタ
…怠けてたのは事実なのでそこを責められるとアビャクも従わざるを得なく
めんどくせー事になったと愚痴りながらも、水を補給しようとするアビャク
・・・そんな彼に向けて、アダラパタはこう、問いかける

「アビャクさん この大地に存在するものはすべて 存在を許されたから存在できているのですよ
 今 ボク達はなんのために存在しているのですか?
 ボク達の今 最も優先すべき事は?」

……アダラパタの問いに、アビャクも真剣な面持ちになり返す
「あの3人の不死の力を手に入れる事………!!
 安心しろ わかってる ちゃんと使命は果たす
 だから言ってんだろ 身体こわして寝込んでたって―――」(カクカクカク
「小刻み小刻み」
0050粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:27:13.76ID:???
なんだかんだで、ようやく水にありつけるとアビャクも声をあげて水場へと飛び込み
……アビャクは水面に浮かぶように水の上を両足で立つ…!?
そして手酌でその水を掬い、一口口に含むと…

「水温9度 硬度30m/l 臭気度2 遊離炭酸20m/l 蒸発残留物190m/l
 OK!合格だ 硬度は50m/l以上が好みなんだがまあよし!」

その水の成分を言い当てながらニヤリと笑みを浮かべ、水の中へと潜るアビャクであった
・・・アビャクが水の補給中、アダラパタは三人が隠れ住むこの丘の違和感に気が付く
かなりの高地にも関わらず気圧や生息している動植物は、低地とたいした変化もなく
不思議な磁場で覆われているのか、感覚もおかしい、とするアダラパタ さながら天然の結界とも言うべき場所で

(なる程… 道理で何年も世界中M・P<マテリアルパワー>を探っても見つからないわけだ
 あとは人の情報から探すしかないが 世界中の不老不死の伝説のほとんどがただのデマ……
 マヌケのアビャクごときの情報では普通は動かないんだが 奴等がここを降りた事によりM・Pの反応があった)

奴等はすぐ近くにいる…そう確信するアダラパタ おおよその位置しかつかめないものの、この近くにいるのは―――
そういおうとした瞬間、アダラパタのもっていた携帯が、突如けたたましい音を響かせる!!
その反応を前に、アダラパタも高笑いをあげながら叫ぶ…!

「ケけ……… ケきゃキャけけけケ………!!
 ケけキャきゃけケきゃキャキャキャけけケケけケケケ
 このエネルギー!! 存在変換が行われている!!!
 わかる………!! わかるぞ!! ケきゃっ!
 西だ!!! これだけのエネルギーなら!!!はっきりとした位置がわかる!!!
 見つけたぞ!!! 西だ!!!」

―――そして、場面ははるか西…
ミカゼの前で亡くなったはずのアクアの元へと戻り
その瞬間、横たわるアクアの体が突如浮き上がり、その体がジグソーパズルのピースの如く、分解されていく!?
そして、バラバラに分解されるアクアの身体が球状の光に包まれながら…
0051粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:28:12.17ID:???
(これは…!! 分解されたアクアの身体が… 別の何かになってゆく!!)
光の球の中で、分解されたピースが別の人間の形に組み変わり
そして、最後の一つのピースがその額に突き刺さると同時に、その存在は目を見開き……!!
……光が収まると、ミカゼの目の前にはまた別の、一人の少年の姿があった…
その存在を前に困惑するミカゼ のんびり眺めてるねこ ーωー)
ミカゼが困惑しながらも、彼に誰かと問うと…ニコリと笑みを浮かべ、その少年がこう名乗る

「はじめまして ぼくはティトォ」

……断崖の上にいるアダラパタとアビャクに視点を戻し
ヤツラの位置がわかったと水の中に沈んだアビャクに声をかけるが
なかなか出て来ずアダラパタもさん付けを忘れる程度に声を荒げ
…すると、水の中がボコボコと泡立ち…激しい水しぶきの柱が立ち上がると同時に現れたのは
その全身でありったけの水を吸い上げたかのように大きく膨らんだ、横綱サイズのアビャクであった!

「行きますよアビャクさん 不死の力はすぐそこです!!!」
「おう!!」

朝日も昇り始めた時間になり…少女アクアから新たに変わった少年ティトォは
ぼーっとその場にたちながらきょろきょろと辺りを見渡し、自分の状況を一つ一つ確認するかのように一人呟く
…ミカゼの方は姿形がまるきり変わってしまったアクア…改めティトォの姿に困惑するばかりで
するとティトォ、ふといい景色だなーと声をあげつつ、ミカゼに紙とペンを貸して欲しいとする
いきなり言われても、アクアの荷物の中にあるかと不安な様子だが、ばっちり見つかった
そしてティトォは暫し、その風景を書き写そうとするが…不意に、その鉛筆の芯が折れながら
こんな事をしてる場合ではないはず、と自分の状況を改めて思い出そうとし…

「ぼくは何をするんだっけな… なんだっけ………?ここはどこだ? ぼくはどこに行くんだったっけ」(うろうろうろ

まずミカゼが尋ねてきて、崖を降りて、街に行って、おめん買って・・・
そしてティトォがその目的、ミカゼの村の異変、ヤマクイダケをなんとかする事を思い出した
・・・が、ミカゼの方はいきなり現れたティトォに誰かと問いながら色々質問攻め
とりあえず彼曰く、アクアは大丈夫だとしながらも、今は出てこれないと言う
0052粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:28:46.15ID:???
「この身体は今 ぼくが使ってるから」
「―――! あ…あんたは…… アクアと同じ 不老不死の魔法使いのひとり―――」

「そう! 魔法使いティトォ
 趣味は風景画 見るのも描くのも大好き 好きな食べ物 海の幸ならなんでも
 きのこの件はアクアにかわってぼくがなんとかするよ よろしくねミカゼ」

…ミカゼにはまだわからない事だらけではあったが、ひとまずティトォと共に改めて村へと向かう
道中、彼の使う魔法に関して聞いてみようとするミカゼだが
当のティトォは珍しい鳥や景色を見つけてはそれを描こうとペンを走らせる これにはミカゼも困惑
とはいえ、ティトォ曰くこの時期のヤマクイダケは無害 食用にもできるくらいだとか

「ぼくの魔法ではヤマクイダケをどうこうできないけど
 大型菌類の知識は大陸にいたとき沢山仕入れておいたから枯らす方法はいくつも知ってる」

その言葉に、ティトォの使う魔法はアクアとはまた別のものなのだろうか、ミカゼに疑問が浮かぶが
「わ――すごい滝だな――」 ペンシャカシャカ
「おいおいおいおい; 皆 首を長くして待ってるんすから!」
「ごめんごめん あ――ねこだ」 −ω−)
「ねこなんてどこにもいるだろ―――っ!!!」

改めて、二人は村へと向かう 今も村の皆は不安の中過ごしている
はやくそれを拭い去ってあげなければ…! そして、丘を越えればもうミカゼの村
そこで二人がみたものは…!!


「「食ってる―――――――!!!!!」」


頂上のほうからヤマクイダケを美味しくいただく、村人達の姿であった!!
とりあえず村に入ると、きのこ祭りの看板が出ており、あちこちできのこ料理の出店が出ていた
そんな村の様子を、ミカゼとティトォの二人が神妙な様子で見据え…
0053粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:29:23.66ID:???
「食べても大丈夫なんだよな…」「うん…」
「胞子は…?」「あれだけ食べればもう…」
「・・・」「・・・」

という訳でミカゼ、長老に事の真意を問うべく長老に詰め寄るが
おめん装備ミカゼを一瞥した、長老の形相が険しく変わる…!!

「キツネじゃ―――っ!!!」「化け物だ!!!」「妖怪」「キツネ男だ――!!」
ミカゼ村人から総出で石投げつけられ
「ちが―――――う!!!」 ミカゼが思いっきり蹴り返し
「ミカゼです 御風!!! 長老の言いつけどおり魔法使いの所に行った!!
 ちゃんと魔法使いティトォに来てもらったのになんなんですかこれは!!」
「ミカゼ・・・・・・?   誰?」

*おきのどくですが ミカゼのそんざいは 長老にわすれられてしまいました

これにはティトォも、なんのために来たのかとため息ついちゃうのでした
「……ま いいか 久しぶりに下界を楽しめたしね」




   マテリアル・パズル   ―――きのこ編―――


   完


☆今まで応援してくれてありがとう!! 戸塚理弘の次回作にご期待ください!!!
 
0054粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:29:52.47ID:???
もうちょっとだけ続くんじゃ

それからしばらく、ティトォはミカゼの村でゆっくり過ごす事にしたそうな
ただ、一応ミカゼには自分のことは黙っていて欲しい、との事で…
ティトォは一人、川辺の側でその風景を書き留めていた・・・

 落ち着くなァ… こうやって静かな自然の中で何も考えずペンを走らせる
 100年たっても飽きないな…

 100年たっても 上達しないけどね… ´TヮT)

ティトォの独白の通り、スケッチブックに書かれた風景画はお世辞にも絵心があるとは…な代物で
と、そこに子供達が現れた、どうやらここは子供たちの遊び場だったようで
子供たちは何か描いてるティトォのスケブ奪おうとするが、ティトォも必死の抵抗を試み
スケッチブックを掴む子供をティトォがぶん回し

*ティトォ の ジャイアントスイング!! あーっと子供くんふっ飛ばされたー!!

それはそれとして、ティトォの姿に子供達がこの辺では見ない顔と気づくが
そんな事より一緒にあそぼーとせがむ子供達でした 

ミカゼがティトォの行方を捜しに村を回っていると、丁度子供たちとちゃんばらごっこしてるティトォを見つけた
子供たちの伝説の剣が見事、魔王ティトォを討ち取り喜びの声をあげる子供達
…ふと、子供達が最強談義になり、ティトォにも一番強いのは何か聞いてみるけど
剣士や槍使い、ガンマンなど色々浮かぶが…子供達がこれだと浮かんだのは、魔法使いであった
昔、大魔王を倒したとされる伝説の魔法使い ミカゼ兄ちゃんも魔法使いの所へ行ったとの噂も聞いており
で、なぜかキツネにされて帰ってきました 何で?なんて子供の疑問はミカゼが聞きたい

子供たちの、今も魔法使いがいるのかとの疑問に、当の本人ティトォはいないんじゃないかと答える
今は戦う敵もいないし、力も必要ではないから、とするティトォ
0055粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:30:34.97ID:???
「魔法が必要な世界は……」

 魔法が必要だったのは―――
 強大な魔力<パテリアル・パワー>の支配に
 立ち向かわなければならなかった遠い昔の世界―――

そう語るティトォに、大昔の伝説が本物だとの可能性も高くなり、声をあげる子供達
しかし魔法と言っても色々ありそうだが… そこで一番強い魔法、に関して聞いてみると…ティトォは、こう答える

「一番強い魔法――― ―――それは 存在魔法―――
 魔力…マテリアル・パワーは何にだってある この世の物なら
 木にも 草にも 花にも 水にも 火にも 石にも 鉄にも 紙にも あめ玉にも
 人間にも 生き物の場合霊気<オーラ>とも言うけどね
 そして…ぼくらが生まれしこの大地 大地も魔力<マテリアル・パワー>を持っているんだ
 大地は ぼくらを生み その存在を許している だからぼくらは 今ここに生きていられるんだ」

・・・そんな良くわからないのが一番強い魔法、と言われて子供たちも不満げな声がでるが
するとティトォ、子供のひとりが脛をかるく擦りむいたような傷跡に気づき
ティトォは懐からライターを取り出し、その火を灯し、炎から何かの魔法を構築しながら静かに語り始める…

「100年前 ある国にある3人の人間がいました
 その3人は傷つき 今にも死にそうでした この大地からその存在を失おうとしていました
 でも3人は まだ死ぬわけにはいきません 彼等は罪人だったのです
 死んでも償えないほどの罪を犯した罪人だったのです まだ死ぬわけには行きません
 でももう彼等にはこの大地に存在できる力がほとんど残ってません 3人合わせて やっとひとり分しか―――

 そこで3人は ひとつの身体に 自分達3つの魂を入れました」

その言葉と共にライターの炎を握り締めるように、自身の魔法<マテリアルパズル>を発動させ
握り締めたライターの炎が、一瞬強烈に光り輝く… その光に、子供たちも一瞬目がくらんでしまう
0056粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/11(土) 17:31:13.91ID:???
「そして 3人はひとつの身体の中で生き続ける事ができました
 しかし 今度は逆に死ぬ事が出来なくなりました まるで…まるで呪いのように―――」

ティトォのその話に、子供の一人がその三人とやらはまだ生きているのかを聞くが
・・・子供の擦りむいた膝の怪我は、いつの間にか何事もなかったように消え去っていた
そしてティトォもその問いに頷き

「解けない魔法にかかった3人は今も その消えない罪を胸に どこか世界の片隅で静かに暮らしています」
と、しながら…最後に、その物語をこう締めくくる…

 残念ながら もう安息の日々が訪れる事はない

……ティトォの話を聞いたミカゼは、一人断崖の上で物思いに耽る
もしかしたら自分は、触れてはいけないものに触れたのかもしれない、という後悔を胸に…

・・・そして、その安息を壊すことを示すかのように
謎の二人組、アダラパタとアビャクの二人も村に近づきつつあった・・・

<続く>
0057マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/11(土) 18:53:30.06ID:???
今回は一気に色々進んだな
不老不死の仕組みとか、なんだか敵役も出てきて本格的に魔法ファンタジーが動き出しそうだ
0063マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/12(日) 10:19:27.52ID:???
アダラパタはエンヴィーとかザボエラとか、ああいう狡く生き残るタイプだろうな
0064マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/12(日) 12:09:44.31ID:???
ティトォが回復魔法使いか。一人が攻撃、一人が回復ってことは、最後の一人はバフデバフ系か?トリッキーな位置になりそうだ
接近中の二人との戦闘が初戦闘になるのかな。倒せない系の敵には見えないからサクッと倒してボスのチラ見せとかかな
0065マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/12(日) 18:08:59.13ID:???
今更だけどマジでシリアスメインなのかとやっと理解した

てか話の作り上手いな
0067マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/12(日) 18:58:21.72ID:???
>>64
DQ系は僧侶と魔法使いで魔法系は完結してるし、FF的にはあと一人魔法系っていうと召還士あたりかな
青魔道師、赤魔道師はどうにも地味だし、あとはFFTの風水士的な地脈を利用する系かなー
0069マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/12(日) 21:16:03.32ID:???
>>67
ああ、召喚士があったか。確かにそれも王道だな
格好良い龍とか召喚したり、憑依させたりする魔法使いいたら格好良い
ただ絵の都合上、格好いい召喚獣とか魔方陣とか技名とか描けそうもないのがなぁ。もったいない
0070粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:06:16.12ID:IC3kX2QU
[魔法<マテリアル・パズル>―――
 木にも 草にも 花にも 水にも 火にも 石にも 鉄にも 紙にも アメ玉にも
 人間にも 力は宿っている

 すべてを司る最も根本的な単体エネルギー 魔力<マテリアル・パワー>
 それを自由に分解し組み替える事によって この世に新たなエネルギーをつくり出す者達がいた
 この世に新たな法則をつくり出せる者達が――― 魔法を操れる者達が]

             マテリアル・パズル
 人間の持ちうる究極の力  魔 法   それを操る者を人は

 魔 法 使 い と 呼 ぶ 


魔法使い、ティトォを狙う謎の二人組、アビャクとアダラパタ
猛烈な勢いで村へと向かう二人の到来を、察知するかのように横になっていたティトォも目を覚まし…!

二人はなんかどっかの海岸線に辿り着いてた −ω−)ねこもいっしょ
「ここは何処だ」
「道に迷っちまいやがりましたねェ」

ふつーに目をさましただけのティトォもぐーっと身体を伸ばし、朝日を見上げながら笑顔を浮かべていた
「ん〜〜〜 よく寝た! 久しぶりに……夢を見たな」
0071粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:07:28.53ID:???
  マテリアル+パズル
  第T章 大陸の魔法使い達

*扉絵は各々の魔法使い達と思わしき者達

・面 ミカゼ
・壊 アクア
・活 ティトォ
・檻 ?(後ろ向きで顔の伺えない長髪の人物 三人の魔法使いの一人?

・渦 ?(眉毛の無い男
・鍵 ?(細目のおじさん
・熱 ?(いかついオヤジ
・羽 ?(笑顔の少女
・拳 ?(ドリアン状のトゲトゲ頭の男
・水 アビャク
・霊 ?(老け顔のおっさん アダラパタに似てるが別人?
0072粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:07:58.34ID:???
  第4話 | ティトォと夢


ミカゼとティトォの二人が、出店で朝ごはん中 なんでもティトォはそろそろ戻るつもりのようで
戻るなら送っていくと申し出るミカゼだが、ティトォものんびり一人で帰るから大丈夫とするも
…あの断崖をひとりで登れるかを問われると、ティトォも返答に詰まってしまう
魔法使いとはいえ、体力は普通の人間と変わらないのだし、遠慮するなとのミカゼの申し出に
ティトォももうしばらく、彼と行動を共にする事を決めたようだ
なお、ミカゼはミカゼで、アクアとの契約を果してきつねお面をとるとの思惑もあったけど

と、出店に子供達も集まって来た 続々ときのこデザートを注文する子供達
ミカゼのところにもきのこブリュレが置いてあるけど、ちょっと手を出しにくそうで

「不思議な味だけどけっこういけるよ このきのこブリュレ」
「きのこがどうブリュレなんだよ………」

とりあえずためしに一口食べて見て…ミカゼはなんともいえない顔になってた
そんなミカゼに、ティトォもにっこり笑顔を浮かべ 
…そんな姿にミカゼも、彼がやはりアクアとは別人みたいだ、として

「不思議な人達だ…… 俺は…あんた達の事をもっと詳しく知りたい
 でも… 多分 それは俺なんかが知っちゃあいけない事だと思う」

どこか寂しげにミカゼはそう語る そんな彼に、ティトォは何も言わず笑顔を向けるのだった
…ひとまず食事を済ませ、後は正午までしばし自由時間にすることに
と、同時に子供たちもきのこデザートを食べ終えてお勘定の用意 おばちゃんも計算するからちょっとまってとする
その後ろで、ティトォは自身のこめかみに軽く指を当て…「2,930G<グラス>」と呟く
0073粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:08:24.74ID:???
「クレープにアイス二つに―――」
「クレープはやめたってば」「アイスは3つだよ―――」
「大福入れた――?」「ブリュレは頼んでないよ」
お勘定もおばちゃん一人なので手こずりつつも…どうにか計算を終える
合計、2930G ティトォはあの一瞬で、ピタリと子供たちのお勘定を当てていたのだ

「いい村だな きのこが生えてなければ……… …もっといたいけど…」
そう呟くティトォ、その表情は、どこか浮かない顔で… 久しぶりに、夢を見た事を思い返す…

―――(夢の中)―――

……ふと気づくと、ティトォは巨大な木の枝 その上に立っていた
目の前の光景に、その空間が夢の中である事に気づくティトォ…

 人は毎日夢を見る 覚えているか覚えていないかだけで
 でも ぼくはいつも見るわけじゃない

…ティトォが今いるその大樹は、夢の樹と呼ばれる物
『三人の魔法使い』が見る、夢を連結させる魂の枝だと言う
すると同じように、その場に飴玉の魔法使い、アクアが姿を見せた
しかしもう一人…プリセラとは残念ながら繋がっていないようで
…夢の中でしか会えないのになかなか3人揃わない、とティトォもため息をつくが

「まあいいか! 100年間もッ所だしそしてこれからもずっとくっついてるんだろうしね」
笑顔でそういうティトォだが…アクアはその言葉に、険しい表情を浮かべていた
自分は絶対に元の身体に戻る、そして…! そう、叫ぼうとしたところでティトォがそっと彼女の頬に手を添えた

「わかってる 絶対…元に戻ろうな でもぼくらにはまだやる事がある それが終わってからだ!
 今はあの家に帰ろう ぼくらは下界にいてはいけない人間なんだ
 病気も沢山ある…この身体じゃ大変だろ?」
0074粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:09:10.18ID:???
そう語りながら、アクアに久々の下界は楽しかったか聞くティトォ 
それを元気のいい返事と満面の笑顔で、ミカゼと過ごした時の事をティトォに聞かせるアクア
そんな彼女に…ティトォは、改めて三人で元の身体に戻ろう、とその決意を固めるのだった

「……… ………でも一番元に戻りたいのは………」
「ああ… プリセラだろうね―――――」

……今はここにいない、もう一人の存在、プリセラ…
背を向けた長髪の女性が、一人魂の枝に立っていたのだった…

―――(夢の中)―――

…そんな夢の光景を思い出し…ティトォは蒼空を見上げながら
自身の中のアクア、プリセラと共に歩み始めるのだった・・・

だが、魔法使いの噂を聞きつけた賞金稼ぎが、ティトォのいる村へと近づこうとしていた
その後ろで本当に奴等はここにいるのか、と声をかけるものもいたが
どうやらその人物、賞金稼ぎとは無関係の人物のようで
村へと向かうその男の肩を掴んで引きとめようとするが
・・・次の瞬間、肩を掴んだ男の腕が突如ふくらみ、その腕が破裂する!?
溢れ出る血飛沫と共に、悲鳴をあげる男を無視し、その二人は村へと向かう…

村の入り口にて、ティトォを待つミカゼ いつの間にか村の名前がきのこ村になってたけど
いろいろあって大変だったが、無事に済んだしアクアもティトォも楽しそうで良かった
と、笑顔で一人語るミカゼ …そこに、村を訪れた男がミカゼに声をかける
人を探している…とミカゼに話すのは…ティトォを狙う存在、アビャクであった…!

「探しているのは3人だ ティトォ、アクア、プリセラ
 どれかひとりでいい ひとりいるって事はつまり3人いるって事だからな」

…そんなアビャクの問いに、ミカゼは涼しい顔でデタラメ並べてのける −ω−)
0075粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/13(月) 17:10:04.80ID:???
が、アビャクはそれを無視し村のほうに足を向ける 村にはいない、というミカゼだがアビャクも聞く耳持たず
…ミカゼもため息を付きながら、村へと進むアビャクへと立ちはだかる
だがアビャクは一撃でミカゼの身体を吹き飛ばしてしまう!!
勢いよく吹き飛ばされ、木の側で沈むミカゼの身体を一瞥し、改めて村へと向かおうとするが
その背後から、立ち上がったミカゼがアビャクに奇襲を仕掛ける!!
アビャクも反撃するも、三度強襲するミカゼに…

 ―――はや―― ちっ…邪魔だな…   殺 す か ・・・

僅かに苛立ち、その形相が鋭くなるアビャク
だが、ミカゼも一瞬の隙を突き、強烈な蹴りがアビャクに直撃!その身体を吹き飛ばす!!
森の向こうまでふっとんでいったアビャクに、ミカゼもやりすぎたか、としつつその後を追う
…森の池に落ちたようで、池の水が泡立っていた事に気づくミカゼだが
そこからアビャクが、水の上に立つように上がっていく姿にミカゼもその目を見開く…!

「お前…マジで何者だ?」 
そう問おうとするミカゼだが…ふと、アビャクの異変に気づく
泡立つ池の上に立ちながら、何かを組み替える音が、かすかに聞こえてくるが…

「―――!?何をやってる?こっち向け!」
「―――別にぃ 何もしてねーぜ」(首カクカク

得体の知れないアビャクを前に、ミカゼもさっさと気絶させんとするが
その瞬間、アビャクのマテリアルパズルが発動し!強烈な水圧の弾がミカゼを吹き飛ばす…!!

・・・丁度ティトォもスケッチを終えたところで、終わったーと両手伸ばしていた所で
ティトォはまだ、自身に近づく悪意の存在を知らない…

<続く>
0076マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/13(月) 19:30:51.95ID:???
敵役っぽい面子がどいつもこいつも3下感でまくりな件
0077マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/13(月) 19:43:51.52ID:???
この漢字一文字が魔法の属性とかなんかね。でも、「面」って魔法でも何でもないよな。それと最後の一人が檻ってことは相手を拘束する系の魔法か
そして、敵のデザインがダセぇ…強敵感無いなぁ。絵からじゃ幹部がいるのかどうか全く判断できん
ようやく初バトル。今までは展開の遅さも我慢できたが、面白いバトルにならなきゃ読む価値なさそうだな
0078マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/13(月) 20:06:38.46ID:???
意外とシリアスな空気もやれる人なのはわかったが、確かにバトル描写はまだ未知数だな
ゆでもデビュー当時はけっこう絵柄はアレだったモノの、動きのある絵は当初から書けてたし
そう言う意味でも躍動感あるアクションシーンに期待したい
0079マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/14(火) 01:40:07.24ID:???
コマに小さいコマ重ねてアクションシーンの行間補強してるのがなんかいい
なにやってどう動いてるってのがスっと頭に入ってくるな

ただやっぱ絵は上達しないけど…
0080マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/14(火) 03:01:34.31ID:???
話としてはミカゼと魔法使いの師弟ものって感じか?
ミカゼが魔法使いの修行すんのかな
0081マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/14(火) 07:37:07.06ID:???
そう言う意味ではティトォは師匠タイプにはうってつけだな、頭脳労働系っぽいし
アクアはアクアである意味スパルタ教育にはもってこいだろうけど(何)
0082マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/14(火) 11:56:27.55ID:???
ビジュアル的に仲間になってくれそうなのは、羽の子かな
意表をついて熱のおっさんとかもありそうだがw
0083粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/15(水) 17:07:18.48ID:VrtT0M1U
(水よ 水よ いい水だ 気に入ったぜ
 水の力よ 変換せよ)

 俺 の 力 と な れ !!

アビャクの放つ水の魔法が、ミカゼの身体を吹き飛ばす!!
…その頃、ティトォはミカゼと合流するべく村の入り口へと向かっていた
なんともあじわいぶかそうなミカゼの似顔絵も添えて

アビャクの魔法は自身が操る水の魔力で水を組み替えさせ
そして再構成された水が、アビャクの力として変換される

 これが俺のマテリアルパズル   ブルーリングス


  第5話|ティトォと炎


アビャクの水圧弾の直撃を受けたミカゼだが、しっかり防御を固めてどうにか凌ぐ
…無事なミカゼの姿には、アビャクも「ほう…」と感嘆の声をあげる

「破裂しなかったか……なかなかだな かなり魔力による攻撃に耐性があると見た」

何を言って――― そう、言いかけた所で…ミカゼが自身の身体の異変に気づく
突然ミカゼの身体からおびただしい量の水が流れ出る!? 
水…ミカゼ自身の汗が流れているのか、困惑するミカゼだがそれでもアビャクを引き止めんとするが
そんなミカゼに、アビャクはこう告げる
0084粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/15(水) 17:07:58.55ID:???
「さっさと水を飲んだほうがいいぜ そのままだとひからびちまうぞ
 生かしておいてやるって言っているんだ
 貴様の体内の水を操作した 動くとどんどん外に出ていっちまうぜ
 でも安心しな 代謝機能は正常だから新たに水を補給すればいいだけだ

 だが今の技は常人なら膨張した水で身体が破裂していたぜ
 腕でガードしたくらいじゃ防げねェはずだ 強さに免じて 生かしておいてやろう」

アビャクの言葉に…ミカゼはふざけるなよ、と声を荒げる
「なにてめーが勝手に決めてんだ!! 生かす殺す 村に入る入らない
 面はかぶせるかぶせない!!」「そんなものはしらん」 −ω−)

それはそれとして、自分の命、自分の村、それらはすべて自分で決めることだとタンカを切るミカゼ
威勢のいいミカゼに、アビャクもニヤリと笑みを浮べながら、右腕の袖を破ると
そこから細かい穴がいくつも空いた右腕が露わになり、右腕からは水が泡立つ音が響く…!

「……気に入ったぜ 塩ぶっかけられたナメクジの存在でよくそれだけわめけるもんだ!!
 いいだろう 本気でぶっ殺してやる マテリアル・パズル ブルーリングス
 光栄に思え 魔法使い相手以外に使うなんてめったにないんだからな
 次は完璧に叩き込んで―――」

―――そう、言いかけたアビャクが突如振り返る 
その視線の先にいたのは、三人の魔法使いが一人、ティトォであった
その姿にアビャクも、彼が目当ての存在である事を確信し
森に隠れたアダラパタも、携帯電話のようなものでアビャクに間違いないと通信を送り
アビャクに気をつけるように、とのアドバイスも送る 彼らが何かしらのマテリアルパズルを会得している可能性もある

≪面白ェじゃねえか アダラパタ お前は手を出すなよ≫
「ええもちろん ボクは自分の手は汚しませんからねェ」
≪いい性格してるぜ≫
0085粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/15(水) 17:08:56.68ID:???
…ミカゼとアビャクの戦いに直面したティトォは、即座に自身のマテリアルパズルを展開する!!
ライターの炎が勢いよく燃え上がり、その炎が魔力を構築していく
自身のその魔法で、ミカゼを助けんとするティトォだが

「だりゃ―――」ミカゼの蹴りが思いっきりティトォぶっ飛ばした「ぶえ―――っ!!?」
見たこともない怪しい奴め、と無関係を装いながら向こうにぶっ飛ばすミカゼ
・・・が、そこでミカゼも限界だった、再度アビャクに立ちはだかろうとするも
自身の水分の大半を失い、その場に倒れてしまう…
倒れたミカゼにトドメをささんとするアビャク
腕に開いた穴から水が溢れ出て、その水が刃を形成する…!
だがティトォもどうにか戻ってきて、それを引きとめる

「お前…魔法使いだな ぼくが目的じゃないのか!?」
「ああそうだぜ だがちょっと待ってな こいつが邪魔なんだ
 始末してから相手してやるぜ!!」

そしてアビャクが水の刃を倒れたミカゼに突き刺さんとする!
が、ティトォも手にしたライターの炎をアビャクに向けて振るうが、容易くよけられてしまう

「たいした身のこなしじゃないな っていうかノロいぜ 並以下だ」
「ああ 最初っからお前に当てるつもりなどない」

そういいながら、ティトォが突っ込む先には倒れたミカゼの姿があり
その炎がミカゼの身を燃やす! …だが、その白い炎に包まれたミカゼは、受けた傷が癒え、次第に力が戻ってくる・・・!
ミカゼの身体を癒したことからも、アビャクとアダラパタの二人はティトォの魔法を回復型と察する
しかし仲間を守るために、自身の手の内を晒したティトォを物影で小馬鹿にするアダラパタ
アビャクも回復型の魔法使い、使い手の身体能力も並程度とあって失望した声が出てしまう
そしてさらに、アビャクはこうも続ける 自分はただの賞金稼ぎではない 100年ぶりの本当の客、であると…

と、まだ倒れたままのミカゼが横から口を挟む
ティトォ達は不死身、殺そうとしても無駄だとするが…
0086粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/15(水) 17:10:00.34ID:???
「………駄目なんだ 確かにこの身体は不死身…どんなダメージをくらっても生き返る」
「超強力な魔法をかけられてるからなァ
 だから同じく魔法による攻撃なら その不死の鎖をぶっちぎれるんだろ?」
「……… バレてる;」

自分の身体の性質も見抜かれ、ティトォの顔にいやな汗が浮かぶ 倒れたミカゼも困惑気味な表情を浮かべていた…

「100年前――― その罰により呪いをかけられ 苦しみ生き続ける罪人よ」
「もう償う必要はねェぜ よくわかんねェ罰だしなァ! この阿白<アビャク>がぶっ殺してやるぜ!!」

アビャクの宣告と共に、右腕の水の刃を向ける 
…対峙するアビャクに向け、ティトォは真っ直ぐに彼を見据え…

「悪いが 何処の馬の骨とも知れないお前なんかに殺されるわけにはいかない
 何よりぼくらはまだ何も罪を償ってなんかいない…… 向かってくるなら相手をするまでだ!!」

・・・と、威勢よくタンカを切ったはいいが、どう対抗するか
アクアに換わることも考えるが、変換中は無防備でしかなく
そんな事情などお構い無しに、アビャクが襲い掛かろうとする!
が、そんなティトォを間一髪で救ったのは、白い炎にその身を包んだミカゼであった!!

「っこのナメクジが…!!まだ邪魔をするか…!!」
「ミカゼ きみは下がってろ!!」「られっかよ!」
「きみは関係ないだろう もう身体は治した!!村に帰れ!!」

ティトォもそう叫ぶが、ミカゼはあくまでもティトォのために戦わんとする
「俺は長老からこの村の警護を任されている
 ティトォはこの村の大事な客だ ティトォのためにも長老のためにも俺がお前を倒す!!!」
強い決意と共に、ミカゼはアビャクに立ちはだかる…!

なお、村の長老のぼうけんのきろくからは魔法使いの存在もミカゼの存在も消えていました
0087粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/15(水) 17:11:39.51ID:???
アダラパタもティトォに逃げられては面倒になる、そんな奴さっさと殺れと指示を出すが
次の瞬間、ミカゼに腕を掴まれたアビャクが容易く宙に持ち上げられ、無防備な腹にミカゼの一撃が突き刺さる!!
その光景にアダラパタも、何かがおかしい、と感じ取るが…
さらに、アビャクがブルーリングスを展開しようとするがそれよりも早くミカゼのラッシュがアビャクを襲う!!
驚愕するアビャクとアダラパタ… そこへ、ティトォが自身の魔法の性質を語る

「マテリアル・パズル 炎のM・Pを組み換えた
 変換させられた炎はもう物は燃やさない 白い光を放ち傷を癒す
 そして… その炎は生き物に力を与える ドレス化して身体に纏えば!炎の力が宿り潜在能力を引き出してくれる

       マテリアル・パズル ホワイトホワイトフレア
 これがぼくの 魔法    活力の炎」

強化されたミカゼの猛攻に、アビャクもボロボロにされながらも
沸き立つ水の音と共に、二人を鋭く睨む…

そしてティトォの、一緒に戦ってくれるのか、との問いに
ミカゼも白い炎を纏いながら「たりめーだ!!」と返すのだった

<続く>
0088マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 18:36:48.01ID:???
回復&支援特化タイプか、ティトォは
アクアが攻撃特化タイプだから、残るプリセラは弱体特化タイプになるんかな
0089マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 19:12:26.05ID:???
バトル描写悪くないな。絵は上手いとは言えないし、途中でギャグ入ったりするけどそれも一つの味と言えなくもない気がする
ティトォが思ったより万能サポートだった。回復と強化どっちもか。火の魔法使いの初戦が水の魔法使い。もう一人隠れてる魔法使いの立ち位置が読めないな
0090マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 19:42:06.17ID:???
つーかアビャクかなり強くね?
水を操るって事は血も操れるって事だろうし出血したらアウトなのはかなり厳しいと思う
さらに水魔法に対抗するティトォが炎使いで相性は悪そうだし
鍵を握るのはミカゼの強化がどこまで通じるかになるだろうか
0091マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 20:24:04.62ID:???
どうなんだろうな>水と血液
その辺まで出来ると、水の魔法使いってよりも、液体の魔法使いって気もするが
0092マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 21:09:59.39ID:???
意外と武人タイプっぽいが言動が完全にチンピラだなーアビャク
アダラパタも完全に小悪党チックだし、どっちも仲間入りはしなさそう
0093マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 21:50:53.71ID:???
アングラのすり込みで水使いとの戦いは盛り上がるというジンクスが俺の中にある
0094マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/15(水) 22:05:31.15ID:???
>「………駄目なんだ 確かにこの身体は不死身…どんなダメージをくらっても生き返る」
「超強力な魔法をかけられてるからなァ
 だから同じく魔法による攻撃なら その不死の鎖をぶっちぎれるんだろ?」

さすがに不死のままにしとくと戦闘面での緊張感薄れちゃうだろうからな
どれだけ相手が強敵でもティトォ→アクア→プリセラ→ティトォの無限ループゾンビ戦法とかされるとちょっとアレだし
0098マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/16(木) 19:50:22.33ID:???
敵が水だからこっちは炎ってちょっと安直過ぎる気がするなあ。
最初の敵だからこんなもんと言われたらそれまでだけど
0099マロン名無しさん
垢版 |
2019/05/17(金) 08:56:07.62ID:???
炎と水、だけじゃなく色んな部分も対照的になってるぽいな、ティトォVSアビャク
ティトォの為に一緒に戦うミカゼと、仲間なのに協力しないアダラパタとか
両者の相方ひとつとっても割と対になってる
0100粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/05/17(金) 17:34:11.17ID:ICEnAyVX
対峙するアビャクとティトォ
アビャクは水を操る魔法使い 水の魔力を変換し自分の力として使用する事ができる
川の水でも、自分の体内の水でも、たとえ相手のでも…!

そしてアビャク…彼の属するであろう、その組織の使命は
不死の魔法使い、ティトォを殺し、『あの力』を手に入れる事、だと言う…


  第6話|炎と水


そしてアビャクは、一瞬にてティトォを殺すべく、右腕の穴から水を放出させ
その水が刃を形成する 自分と対極の属性である水の魔法使いが相手とあって、ティトォもいやな汗が浮かぶ

「炎の魔法で俺とやるだと? 火で水で勝てると思ってるのか
 火は水で消えるもんだぜ!!」

アビャクがティトォの首をかっ切るべく、突っ込んでくる
が、その突撃を横からのミカゼの攻撃が弾き落とす!!
ティトォの白き炎を纏いながら、てめーの相手は俺がしてやると気合十分のミカゼ はないきふんふん
力がみなぎるその炎に、ミカゼも声をあげるがティトォも安易に踏み込んではダメだと自重を促すが

「身体軽っり――!!速え――!!」ブオオオオ
「ほらほら遊んでないで!エネルギー送り続けて体力消費していくのはぼくなんだから」ゼーゼー

膝をつくアビャクに向けて、ティトォが問う 先程アビャクは目的が自分を殺す事だといった
さらに本当の客、とも… そのバックには誰がいる?と問い詰めるティトォ
そのバックでミカゼが無駄にはしゃいでティトォの体力消耗させてたけど
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