そういうのだと江戸川乱歩の『道化師』は、ある男に父親を殺された犯人が
標的が寿命で死んだのでその子孫に復讐…はいいのだが小五郎の活躍で1件以外全部失敗。

で、唯一成功した1件は「標的の男の孫の婚約者の女性(無関係)」というもの。

漫画版だと殺したと思った標的の男の息子・孫がことごとく助かっていたことを知り、
「じゃあ、あの女は直接やったはずだがどうやって助けた?!」と聞くと小五郎、
「彼女の死は本当だ…こっちも君が血縁のない彼女を狙うのは予想外だった。」と、
冷静になったら無関係の人だけを殺してたのに気が付いて犯人絶句というのがあった。
(この犯人はわざわざ「この事件から手を引くんだ」と小五郎をとらえて殺しもせずに警告してた。
 つまり、本来は自分なりのけじめで他人は殺したくなかったはず。)