【カカシの部屋】
木ノ葉隠れが用意した忍び用の寮と思われるが、144話を見た限りではとても狭い。ちゃんとした玄関もなく、玄関マットは敷かれているものの、
皆土足で上がり込むアメリカンスタイル。風呂・トイレ・台所などがついている様子もなく、シェアハウスかここは? という手狭さ。風呂・トイレ・台所は
共同だったりするのだろうか。うみのイルカもその境遇から似たような寮に住んでいるものと思われるが、1話でベッドと窓が描かれたきりなので判然としない。
アニメではマイト・ガイがほぼ同様の間取りの部屋に住んでいるので、原作でもこの寮住まいという可能性は高い。

カカシの部屋を見た後、ナルトの部屋やサスケの部屋を見ると非常な格差を感じてしまう。まあ、上忍は忙しく、どうせ帰っても寝るだけだから…
という事情があるのかもしれないが。寮だとすれば狭さからして寮費はおそらく安そうなので、金を貯めるにはいい環境かもしれない。

【キバの足】
的確に小指を踏みつけられている。下手人(下足人?)のサクラは前を向いた状態で、背後に向かって踏みつけているので、狙ってやったのだとしたら
大した技術だと言わざるを得ない。しかし足の小指。日常生活中にちょっとした角にぶつけただけでも行動不能になる、人体の急所である。
寒さで足の指がかじかみ、痛覚が鈍っていたとしても相当なダメージだっただろう。しかしキバは少し座り込んだだけで即座に立ち上がり、
歩み去っていく。肉体的に強靭な設定のない彼になぜそんなことができたのか…? その答えは、キバがうずくまっているときにそばに
心配してそばに寄ってきている赤丸にある。次のページでは、赤丸はキバの足を舐めてやり、治療を試みている。唾液には鎮痛作用がある
ことはみなも知るところだろう。つまり、キバは赤丸の素早い応急処置、そして唾液の作用によって小指を踏まれてもすぐに雄々しく立ち上がり、
歩みだすことができた。げに素晴らしきは人間と犬の絆。犬は人間の親友とはよく言ったものである。
……犬の唾液に鎮痛作用のある物質が含まれるか、踏まれた指に塗って作用するかは、信じる力によって疑問を払拭してほしい。