【ボクが大蛇丸様に気に入られたのは圧倒的な回復力】
まだ19歳の医療忍者でありながら、木ノ葉の暗部三人を瞬殺し、三忍の綱手には「私の全盛期を越える」と称され、大蛇丸・
自来也には「(設定的には木ノ葉の天才忍者で片目写輪眼持ちの)カカシ並み(程度)」と評される戦闘能力、カカシが
サスケの治療室の異変に気づくまでに死魂の術を暗部の二人に仕込み、さらにそのうち一人は自分そっくりに整形を
施すなどのカカシが危機感を抱くほどの医療技術の手腕、治りきらない傷が開き血を吐いたヒナタを手早く回復させる
医療忍術の正確さ、闘技場観客席を幻術に落とした幻術使いとしてのスキル、綱手の居場所を短期間で捜し当て、かつ
同じく綱手を捜している自来也にはそれを察させない情報収集能力、大蛇丸に冗談交じりとはいえ気味が悪いと
言われるほどの洞察力と情報解析能力。

これらをすべて無視して、香燐から拝借したそれほど圧倒的でもない回復力をひけらかすカブトは自己評価のできない
アホなのだろうか? さにあらず、「大蛇丸様にも認められたぼくの最大の長所である圧倒的な回復力+陰癒傷滅でも
回復しきれないナルトくんの螺旋丸は大した術だよ…」ということを遠回しに、紳士的に訴えているのである。
しかし、読者からすれば「大蛇丸、気に入るポイントそこかよ…じゃあナルトとかめっちゃ気に入るはずじゃん?」という
気持ちにさせられる。

【代価】
岸影も何も考えていなかったらしく、「口寄せ動物は口寄せされることで何か利益があるのですか?」というファンブックに
寄せられた質問に、難しいですねー命がけだけど人と触れ合いたいとか? エサとかもらってるのかな? と可能性を
挙げた上で「これはボクも知りたいです」と回答していた。あんた以外にだれが教えられるというのだ。
なんの見返りもなく呼び出され、盾として死んでいったマンダ…せめて次は虫として生まれ変わってほしい。
油女一族なら見返りにチャクラをくれるから…