互いに手の内を知るが故のやりづらさ・・・
それを打破するには、相手の想定を超えた行動を取るしかない

イッカクのバット突きをかわす目黒
イッカク、そのままバットを持つ手を手首から返し、目黒の後頭部を狙う
目黒、すんでのところで身を低くしてこれもかわす
そこにイッカクの強烈な膝蹴り
ガードには成功するも弾き飛ばされる目黒 その威力に戦慄する

目黒(後頭部を狙った攻撃‥‥・本気だな それに道具の扱いが上手い)
   (この体格差では打撃の差し合いは不利 懐に飛び込むしかない)
   (だがイッカクには100キロ近い握力がある 掴まれてからの打撃はタフな松坂ですら一撃だ)
   (想定より動きが速い それにイッカクはダメージジャンキー 痛みに対する胆力が半端じゃない)
   (打撃で沈めるのは無理・・・ならば 一気にトップギアで懐に飛び込み、強烈な投げ!)

一瞬でイッカクの襟を取った目黒、素早く右の背負投を仕掛ける・・・が
イッカクはしっかりと腰を落とした上に、左手の手のひらをを地面につけるという方法でそれを防ぐ
規格外の体躯を持つイッカクだからこそできる芸当だ

目黒(そんな防ぎ方あるかよ・・・こっちの狙いは読まれてたか それに想像以上に懐が深い)

そしてついにイッカクの左手が目黒の頭を捉える
そのまま右手のバットを振り下ろすか‥・・と思いきや

目黒(こっちもそう来るのは読んでたんだよ)

目黒の左の袖釣込腰が炸裂 イッカクは脳天から地面に叩きつけられる・・・!

今回は以上です

柔道経験者ならわかると思いますが、右の背負い→防がれる→左の袖釣込腰という連携です