少年漫画家で、常に男の読者と女の読者の比率を気にして愚痴を言う人は嫌い。
その作者は、
作品本体を差し置いて、べらべらと面白くもない製作語りして来て、
私は(うるさいな、静かに読ませてくれ)、
と段々わずらわしくなってきた。
更に、読者が少しでも減ると、泣き落としで「お願い、見捨てないで…」
と弱者ぶってきた。
なのに、読者が増えるととたんに
「オレサマ口調になって威張りだす」ところに、「???」となった。
それで、面白くて夢中で読んでいたのに、すっかり冷めてしまい、
おまけに作品内容も後半になるほど唐突に見苦しい変な下ネタ出したり、
変質してきた。
(なんだこれ)と違和感を感じてる間に、
なぜか不特定多数の女性読者ばかりを、自分の作品使って突然攻撃し始めた。
「自分の作品を買って読む人間は、すべて、
作者とまったく同じ受け取り方をしないと
許さない‼」
とでも言わんばかりの作者のプロらしからぬ幼稚で自分勝手な態度に、
呆れてしまった。
その作者の余りにもひよわな、こそ泥野郎のような態度に作品にもキャラクターにも
ひどい拒絶反応が出て、結局一次連載終了とともに、
泣く泣くその作品のファンをやめた。