女優の片桐はいり(60)が4日深夜放送のTOKYO FM「doda presents 空想メディア」(日曜深夜1・00)にゲスト出演。かつてのテレビの生放送での「大失敗」を語った。

 「『笑っていいとも!』に遅刻したことがあって。テレフォンショッキングに。逆に視聴率が上がったってなんて言われましたけれど」と苦笑しながら明かした。

 「笑っていいとも!」の構成作家だった故・加藤芳一氏と親交があり「加藤さんにお世話になっていて、番組に出ると楽屋に来てくださったりしていたんです。
“はいりさん、なんかタモリさんに面白いことやっちゃってくださいよ~”とかずっとおっしゃってたんです。(遅刻したのは)亡くなった後だったんですけどね」と回想。

 「私、その時3つ目覚まし時計かけてたんですよ。なのに、11時50分に起きたんです。ありえます?こんなこと。3つかけて大丈夫だろうと。しかも11時20分に誰かと待ちあわせもしてたし、当時事務所にも入ってなかったので、その人が電話くれるだろうと。
そんな心配、基本的にしてないんですけどね。目覚ましが3つ止まって、局からの電話で起きたんですよ。それもすごいタイミングじゃないですか」と準備万端にしていたにも関わらず、テレビ局からの電話で飛び起きた。

 「完全に間に合わない時間ではないし、飛ばしてしまう時間でもない。その頃、携帯電話が出来たばかりの頃だったので途中で中継とかもやりながら」と振り返り、予定調和でない生放送らしさがウケて、高視聴率をマークしたという。

 「私はどう考えても加藤さんが天国から…と思ったんです。その後にもう一回出ることになった時、何をやってくださってもかまいませんって言っていただいたんだけど、やろうと思って(遅刻が)できるわけでもないし…」と笑った。