俺は昔は、ぶどうだった。何の変哲もない、小さなぶどう。これでも結構皆にキャーキャー言われたもんさ。だが、俺にも収穫の時期が来たのさ。 怖くは無かったさ。これから俺は、鮮やかなぶどう製品として生きていくつもりだったさ。だが、いつの間にか、体が干されていた。そしたら息付く間もなく、体がパンの中に入れられていた。そして食べられると思ったら、君達に残された。こんな僕に質問ある人いる?答えられる所は答えてあげるよ。