素手による攻撃を行う場合、
基本命中率Base Chanceは敏捷性Agility+5で、
さらに筋力Physical Strengthが15以上ある場合、筋力−15を加えることができます。
ダメージは1D10-4で、
さらに筋力Physical Strengthが15以上ある場合(筋力−15)÷3(端数切捨て)を加えることができます。
いずれについても、筋力が15未満でもマイナス修正は適用しなくてもいいみたいです。
痛打については言及がありません。恐らく"D"(痛打表を参照しない)扱いとすべきでしょう。

武器を用いない攻撃の命中判定が失敗した時、自分自身にダメージが発生する可能性があります。
D100をロールして敏捷性の4倍以下を出せなかった場合、
攻撃対象の鎧の防御力Protection Ratingに等しい(鎧を付けていない場合は2)ダメージを負います。

こうしたUnarmed Combatは経験値を消費してランクを向上させることができ、
命中率に修正を得られるほか、前述の通りランク3からはキックのオプションを選択可能になります(命中率やダメージは手と同じ)。
ところが困ったことに初版ではUnarmed Combatのランクの経験値コストが表から抜けてしまっています
(ランクを向上することができるとルールに明記されているにもかかわらず、です)。
まあ2版には記載されているのでそれを使えば良いでしょう
(ランク0から150/300/450/600/800/900/1500/3000/4000/5000/4000)。
この表、武器ごとに経験値コストが指定されている代物なのですがざっと見た感じ初版と2版で大きな違いはないので
そのまま適用してしまって問題ないと思われます。

なおこれらのルールはPC用種族の素手攻撃に適用するものであって、
肉体武器で攻撃するモンスターに適用するものではありません。