クソアマヒナタごり押し連中のせいで
ナルトが長年の夢だった火影としての在り方はろくなものがなく
ヒナタの夫としての家族サービスにやたら力入れさせられているのが虚しい
家族サービスするための休日を作って親子の絆を深める日って…
親や子供がいない存在の事が全く頭になく
自分が家族サービスすることに意欲を燃やすナルトやシカマルってありえんだろ


>「……けどよ、親子の日って……具体的にどういう日なんだ?」
>「申しん請せい書しよによると、親子の絆きずなを深める日だそうだ。大層なお題目だが、要は買い物やら旅行やらで親子揃そろってはしゃげってことだろ」
>「親子の絆……か」
> ナルトの表情に影が落ちる。頭にあるのは子供ふたりのことだった。ボルトとヒマワリ。彼らと最後に親子の時間を過ごしたのは、いったいいつだったろうか。
>「ま、オレたちも家族サービスといこうじゃねーの」
> それを察してか、シカマルの声はことさら明るいものへと変じていた。
>「たまには家でゆっくりしろよ。どうせ帰っても寝てばっかで、
>ろくにガキ共どもと話せてねーんだろ? スケジュールに都つ合ごうがつくよう、オレも手伝うからよ」
>「シカマル……へへ、サンキュー」
> 朗ほがらかに笑えみを交かわすナルトとシカマルだが、ふたりの視線はじわじわと床ゆかに下がっていった。
>そこには机からこぼれ落ち、床の模様かと見み紛まがうほど散らばった書類の山が。
>「……都合、つくよな?」
> シカマルの声に虚むなしいものが混まじるが。
>「ああ」
> ナルトの返事は力強かった。
>「親子の日……いいじゃねえか。絶対に帰ってみせるってばよ!」