「う、どこだここは?延髄がいてえ・・・」
目が覚めたデュード。
「ん?なんでベッドの上なんだ?頭に包帯巻かれてるしわけわかんねえ。ん?手紙?」
どうやら彼はなぜ寝ていたのかわからないらしい。とりあえず隣の棚の上に置かれた手紙を開けてみる。
「ふん、なになに『お前みたいなやつはクズです!さっさと死にやがれです!虐待セットは処分してやったです!あ、可哀想だから包帯くらいは巻いてやったです! 翠星石』」
ふと考え始めるデュード。
「なにしたんだっけなあ俺・・・お、そうだ!あのクソ人形に隙をついて頭をどつかれたんだ。いてえ・・・」
とりあえず彼はベットから起き上がり、引き出しを漁る。
「あった。これこれ。主人を侮辱した罪は体で償ってもらうぜ翠星石!」
引き出しからナタとデザートイーグルを取り出すと、家を後にした。
彼は町から人里離れた所にトレーラーハウスを設置し、暮らしていた。
その為翠星石が逃げ出すのは容易ではなく、また強力な火器を使ってもバレないという都合の良い所だった。
「まいったなあ。車がイカれてやがる。歩いて探すしかねえか。だがこんなこともあろうかと翠星石には発信機を設置しておいたぜ」
小型のレーダーを取り出し翠星石の位置を確認する。
「ふむふむ。結構離れてるな。位置からしてジュンってやつの家か。よっしゃ!気合入れていくぜ!」