「君たち二人には扉の向こうにあるものを手に入れる権利がある」
「ハンジさん?」
「博士!では私たちは…訓練兵塾は故郷塾に勝ったのか?!」
「さあ、着いて来てくれ…」





「おめでとう」
「退院おめでとう」
「おめでとうございます!」




「こら!訓練兵、勝手に入るんじゃないよ」
「これがお二人が作っていたジオラマですか?」
「そう」
「これが」
「壁内の世界」


「最初は一枚の巨大な壁だった」
「二枚、三枚と増えて」
「壁内はとても大きくなった」
「私は二人に箱庭療法によっていい方向に向かって欲しかったんだよ」