日本におけるアメコミ黄金期、90年代中盤を振り返る
X-MEN翻訳を皮切りに、続々と名作が翻訳されていた日本におけるアメコミ黄金期。
キングダムカムやダークナイト・リターンズ、さらにはサンドマンすら翻訳されていた。
ジム・リーにスポットが当たり、カプコンが積極的にゲーム化を進めていたあの頃。
そんな90年代中盤を振り返り、なぜ持続しなかったのか、再来はないのかを考察するスレ。 スポーンのフィギュアが、
今みたいなオタアイテムとしてじゃなくて、
普通にサブカルとして受けてたんだよな
知り合いでHipHopのDJやってた奴が集めたりしてた。
(俺自身はオタだがガンダムネタで仲良くなった)
ゲームもそうだけど、
他のメディア展開のあるなしでは全然勢いが違うという印象。
コミックスだけだと弱いんじゃなかろうか。 邦訳版ウォッチメン出した所が電撃系のメディアワークス
だという事を「よつばと」や「シャナ」読んでる今の電撃読者は
知らないだろうなぁ…。
スポーンは21巻ぐらいまでは集めてた。
正月深夜にスポーンのアニメもやってたな。
当時ビデオに録ってたから覚えてる。 マルチな商品展開ってのは大きかったねー。
アニメにアーケードゲームに家庭用ゲーム、玩具に本編のコミック。
出版方面も日本版の漫画も出てたし。
入り口は広いと言うか多かったですな。 90年ってマ−ベルが破産したりDCも迷走したりと
本国ではアメコミの終末もしくは暗黒期と呼ばれてたのに…
日本は黄金期ってこれマジ? >>6
90年代初頭にイメージの設立やバブルがあって盛り上がり、その後一気に凋落
って流れを日本が数年遅れて追随しただけかと。しかし、そんなブームにあまり
関係なさそうに90年代にマウスとかボーンとかちょびちょび翻訳してる小野耕世は
偉いな。
あの時代にスポーンはともかく小学館のマーヴルコミックスアートを買っていた
中学生の自分をほめてやりたい、と思ったら今でも結構安価で買えるんだなw
しかも>1に挙がってる翻訳された作品群は、今世紀に再びはまり始めてから
結局全部原書で読んだ俺。 小野耕世はずっと偉い人だよ
けどある時期以後はグラフィックノベルに注力している印象。
良質の作品の翻訳は不可欠だけど、
一般に広まるにはやはり商品展開が重要なんだろうね ゲームとか玩具とかマルチな展開はしてたが
アメコミ映画に関してはまだ冬の時代だったな。
スポーンは映画の出来がアレだったせいでブームが
一気に終息してしまったし。
ライミのスパイダーマンとか当時からあったら
もう少しブームは持続してたんだろうか? 「マーヴルクロス」みたいな情報誌が毎月発刊されていたのも大きかったね。
ちょうどインターネットが普及し始めた頃で情報交換も盛んだったし。
あの頃に俺もハマったけど、まさか10年以上もつきあえる趣味になるとは思わなかったよ。 光文社世代⇒(第一次アメコミ世代)40代以上
小プロ・カプコンゲーム・テレビ東京世代⇒(第二次アメコミ世代)20代半ば〜30代
映画・新潮世代⇒(第三次アメコミ世代)10代〜20代
こんな表記でおk? 月刊スーパーマン
メディアワークス
ジャイブを無視とは
かくも見事なマーベル史観。 ツル・コミックもあるぞ。
あと大正〜終戦期の時期とかも色々あったらしいね。
そもそも漫画って形式自体が輸入品なわけで最初期はアメコミの方が強かったとか。 小プロ「スーパーマン/バットマン」の4巻を待ち続けた俺。打ち切りを知った時は悲しかったなぁ…。 >>14
手元に無いからって思い込みで語らないように。
バカだなぁ…ちょっとググれば分かる事なのに。
ttp://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=11435 まぁまぁ。
これこそ世代間のギャップってヤツでしょ。
小プロ世代の自分だって、
ハワード・ザ・ダックの日本語版があってなんて
ちっとも知らなかったし。 マーヴルXは編集部コラムとか読者ページとか
今、読んでみると時代の流れを感じて面白いな。
「映画版スパイダーマンはいつになったら実現するんだ」とか
愚痴ってたり。当時はキャメロンが撮るって話だったんだな。
セーラームーンが不人気により打ち切りで
「アメリカの子供達にはまだ日本のアニメは馴染みが薄いのかも」
なんてコメントがあったが。
その数年後ポケモンとDBがあんなにヒットするなんて
誰も想像しえなかったな。 新潮のアルティメットシリーズとかも、
マーヴルXみたいな読者投稿ページがあったら良かったのにな。 電撃のワイルドキャッツとかスポーンにもあったねえ。
読者投稿ページとか、ちょっとした新作・周辺タイトルの紹介。
ワイルドキャッツのクロスオーバー関係の話が超ダイジェストで進行した時は何事かと思ったね >>21
FIRE FROM HEAVENだね。あれも出来れば日本語で完全版を出して欲しかったな。 邦訳アメコミ一番長く出し続けたのってスポーン?全26巻だっけ。 90年代じゃないが普通にツルコミックスのスヌーピーじゃね? >>20
アラン・ムーアつながりでリーグ〜やABCのアストロシティが紹介されていた…
が数年後、まさかの邦訳化!!!リーグは映画の恩恵もあったが、アストロシティはマジ奇跡。 >>27
重箱の隅をつつく様で恐縮だが、Astro CityはABCじゃなくてHomage。
まあどちらもWildstormの一部には違いないけど。 >>28
訂正乙。ABCじゃなかったのか…10年勘違いしてた。 しかし、今の邦訳ってここをくぐり抜けて原書に手出しした人しか相手にしてないよな。
なんで変化球ばっかり訳すんだよ アルティメットは小プロ世代には何か寂しいものがあって読まなかった。
アメコミの映画化やアルティメット設定のTVゲームが出たり地味な広がりはあったけど、
新潮社が全ての罪を背負っていた印象。
どこかで見かければ読んでみたいけど。 90年代アメコミブームのピークって
やはりエイジオブアポカリプスが出た辺りか?
あんな分厚い本が重版かかるくらい売れたらしいな。 エイジ〜といえば当時中学生で、一巻は何とか買えてブランク開けて三巻を買えたが、ニ巻を買いそびれた。
三年後、古本屋で発見。外人の2人組が「Aeg of APOCALYPSE〜〜」って雑談してたのが印象的だったが買えてようやく揃った。
マーヴルXも月刊化してたし小使いで一緒に買うのは無理だったな。 >30
スレ違いではあるけど、興味があるから聞いてみたい。
今訳すべきタイトルをDC、マーベル5つずつ上げてもらえまいか?
>>35
ごめん、結局英語の壁を乗り切れなくて今は……
当時、シークレットウォーズとか日本語版で読みたかったのですよ 「スパイダーマンが世界に正体を明かした!?」とか
太文字で書いた帯つけてシビルウォー出したら
少し売れそうな気がする というか本当に今より当時の方が浸透してたのか?
いまいちピンとこないな。
アマゾンなんかもあるし、原書まで読んでる人口とか今の方が多そうな気さえする。
しばらく前までショップもいくつかあったしな。 原書読んでる人口は増えてると思うな。俺も数年前からAmazonでTPB買い
始めて入門した口だけど、インターネットの普及と書店マーケットの拡大の
結果としての単行本化の一般化は物凄く原書へのハードルを下げたと思う。
それでもアメコミ人口全体が当時より増えたかと言うとそういう気もしないよな。
やはり「日本語で無いと」と言う人は当時も今も圧倒的なんじゃないかね。X-Men
スレとかみても昔の翻訳本とかアニメの知識を元に話してる人がやはり多いよう
だし。 >>37
そして映画版アイアンマンを誰も見に行かなくなる 原書人口が増えたといっても90年代の下地が
ある世代が原書を手に出すようになっただけの話だろ。
アメコミが当時よりコアな方向になって自分がそのコアな
位置にいるから近視眼的に浸透してると錯覚してるだけだ。
アメコミ読者層自体は90年代より高齢化が進んでると思う。
相対的に新規の若い読者は減っていってるんだから。
今は映画などでそれなりに知名度はあっても
10代の若い子がいきなり原書デビューするには
ハードル高すぎるだろ。
やはり日本語版アメコミの存在はかなり大きい。
特にマーヴルXの登場で10代の読者が一気に増えたと
巻末の読者コーナーでそんなコメントあったし。
アメコミにハマる入門書として最適な雑誌だったからな。 ブログとかネット上を見る感じではカートゥーン・ネットワークや映画から原書にいってる人も多く見える気が。
普通にプレスポップやオルタナ路線中心で読んでる人もそこそこいるみたいだし。
90年代のアメコミ紹介は過大評価されすぎな気がするけどな。
まあ新規層も古本屋巡ってたりするみたいだから90年代の翻訳はいまなお読まれているみたいだが。 90年代はライトな層ができて、ディープな層と交流できた時期だった。コミュニティーは一時的であれ大膨張したと思う。
そこを重視するかで評価が変わると思う。俺はアメコミがファッションの一部になるような混沌さが楽しかった。 そんな規模でのコミュニティーなんて今も昔も日本にあったことがあるのか?
ネット上にはいくつかのグループがあるようには見えるが。 良い入門書とかないの?
スポーン買ってたクチだけど、
すっかり近年の情勢に疎い。
本屋で日本語のやつを買おうとすると、
「パレスチナ」みたいなグラフィックノベルになって、
それはそれでいいんだが、
ヒーロー系の流れとかがよく分からないんですよ
「本とコンピューター」別冊は持ってるけど、
もう少し踏み込んだ情報がほしい スパイダーマンインサイダーが最近のマーヴルの流れを解説してる >>45
箱男本とアメリカン・コミックス大全がベターなんじゃないか?
どっちも包括的入門とは言い難いけど。
しかしこのスレ「アメコミを日本でメジャーにするスレ」から内容も住人も移ってきただけのスレになりつつあるな。
>>44
現在は>>41の言うような状態ではないだろうか。
当時は単にアメコミっぽいもの好きが盛ってるの見て古株が欲情する状態が起きては消えてを毎日繰り返し。
ブームが終わるまでに全滅した。 >>48
ごめん。何を言っているのかよくわからない。
>>51
コミュニティーの性質の話?
当時、誰が開放して、今、誰が閉鎖してるの? もりあがんねぇなぁ…
リアルタイムの読者ってもういないのか。
そりゃアメコミが売れなくなるはずだわ。 アクションフィギュア人気だったしな
トッド・マクファーレンって最近何やってんの? >>56
随分前から自分の会社の経営に専念してる。コミック関係のニュースで
名前を見かけるのはMiracleman訴訟関連の話題くらいだ。 寂しい限りだけど、アメコミ作者ってそういうものか
スポーンは糞映画のせいで破綻したのかね まあな。
メーターが0になったら具体的にどうなるのかはちょっと興味あったが まあSpawnが爆発的に売れたのは時代のせいだよなあ。もちろんImageの設立
自体がSpawnが売れるような環境の形成に一役買っていたわけだけど。
マンガとしての内容自体は今も昔も大したこと無いような気がする。
>>58
いや、アメコミ作者一般の傾向というよりは、McFarlane自身がもともとマーチャン
ダイジングとかに極めて熱心な人間だからでしょ。Image設立の動機もそういう側面
が強かったそうだし。 でもスポーンのようにストリート系に訴えてもブームが過ぎ去るのは早いような… そういえば、いまだに服屋に行くとスポーンTシャツを探してるよ。
バットマンとかマーブルヒーロー達のシャツも探してるんだけど、ほとんどが子供用のサイズばっかなんだよな。 アメコミ映画がなんぼヒットしても、肝心のコミックは全然売れないのが悲しす。 日本でアニメ映画がデートに使えず、
市民権を得ないのと一緒 あの頃は、980円で買えたし毎月ワクワクできて良かったな〜・・・。
皆さんは、最近の吸血鬼のとか猫のとか買ってます?
俺はなんか躊躇してしまってます。
【映画バンバンやってんだから、FFとか翻訳してよ!!!絶対買うよ】
お前一人が買ったってしょうがないんだよ。
ましてとりあえず買っとく奴じゃなく躊躇してる奴に言われても 翻訳本はね、やっぱ日本の漫画に比べると
値段の面でも敷居高いよな。
小プロX-MENの980円でも当時は高えと思ったし。
(知識として何十年も続いてるってことは知ってたので、余計にね)
X-MENのアニメやCAPCOMの格ゲー、フィギュアブームとか
色んな面でタイミングが良かったんだろな。 今度もアニメタートルズ終わったら次X−MENだったりすると嬉しいんだが イラスト投稿コーナーとか、当時のマーベルの編集長が審査するイラスト大会があったけど、あれからアメコミ関係の仕事している人いるのかな?
あの頃は、ちょこっと採用されたりしたから⇒それもアメコミ読む楽しみのひとつだったな〜・・・。 マーブルXと似たようなんで、電撃アメコミ通信ってあったよな
あれって創刊号で廃刊か?
それ以降全く見た記憶がなかったぞ。
日本にアメコミ文化を根付かせるのは難しいなあ。 創刊で廃刊。
古本屋で見つけて買ったけど、面白くなかった。 やっぱ90年代はジム・リー人気が大きかったからな〜。 小プロがプッシュしまくってたし
メディアワークスもマクファーレンとの二枚看板だったしね。
今見るとちと古くさく感じるけど
向こうでは未だにスターアーティストだもんな。 安心できるっていうか読みやすいよな。
翻訳X−MEN、ずっとジムリーが続いてて
いきなりライフェルドに変わるから余計そう思う アメコミを日本でスレで足りる程度のネタでスレ立てるからだ。
別に黄金期じゃなかっただろ。
出版社側がプッシュしてただけで、それに乗った奴は案外少なかった。
当時、電車の中でXメンをこれ見よがしに面白そうに読んでいた(その様がわざとらしいw)バカなヲタとかいたが…。
そいつ以外、店頭で手に取る人もいなかった。一般的にスルーされていた。
その時期に、出版社の手にひっかかった奴が、今ポツポツいるというだけ。
サブカルもサブカルって感じ。アメコミに凝ってるからって別にかっこいいこともない。別にやらなくてもいいことを
わざわざやってるなという感じなので、一般の人は元から興味ない。メジャーになることはない。 日本にアメコミ黄金期なんてあったのか?
90年代中旬っていったらアニメブームくらいしか思いつかんのだが
例えば日本でのアニメコミ発行部数の絶頂期だったとかのデータがあるわけ? 邦訳アメコミの出版数や周辺の盛り上がりから見て
黄金期だったって話じゃね?
単純に原書の売り上げで言えば、amazonとかでも容易にTPBが買えること考えると
最近の方が数は売れてる気がするな。 >>91
何を持って黄金というかは微妙だけど
90年代中盤は少なくとも今よりはずっと恵まれた状態であったことは確か >>92
原書の読めるアメコミファンにとっては当時より今の方がアクセスが
容易な分恵まれてるのは確かだけど、現今の日本における原書の
売上が当時の翻訳本のそれを超えてるかっつったら相当微妙じゃない?
AmazonでのTPBの売上なんて多くて数百部くらいじゃないか?どこの
ブックオフでも当時の翻訳本を見掛けることが出来る以上、やはり当時
はそれなりに売れたんじゃないかなと思う。
まあ何の根拠も無い話だけどw >>94
単純に原書の売り上げを比べたら、今の方が数は売れてるんじゃない?って意味だったんだけど
通じにくかったかな。
邦訳も合わせたら、そりゃ当時の方が全然出てるだろうね。
そういやニュースステーションで『今、若者の間でスポーンが大ブーム!』なんて
取り上げられてたっけ。
通りのおじさんに「スポーンってご存じですか?」なんてインタビューしてたけど
知ってるわきゃねーだろ、と思た。
なにもかもなつかしい。 >>95
ごめん、勘違いだった。
まあ原書だったら確実に今のほうが売れてるでしょう。
アメリカであれフランスであれ、煩雑な手続きを介すことなくネット
で簡単に遣り取りできるってのは大きすぎるよ。
俺自身海外漫画を読み始めたここ数年の話だけど、ネットがなか
ったら海外漫画を読んでたかどうかさえ怪しいもの。 「原書だったら今より売れてる」ってもアメコミ自体が
狭く深くコアなマニア向けになって言っただけの気もするけど。 発行部数って、邦訳版の?
原書については日本向けに出してる訳じゃないから
ちゃんとしたデータなんて無いでしょうが
本邦のアメコミ読者人口はどのくらいなのか、気になるね。 >>96-97
当時はアメコミショップがあってアメコミ知らない人もジム・モリスンやらチェ・ゲバラのポスター見る感覚でアメコミキャラを見てた。
読みたいものが決まってるならいいが、店頭でブラブラして見つける出会いみたいなのが楽しい部分だと思う。
それが田舎の実家の本屋でも出来たんだ。