煽られたら「まず譲る」 あおり運転の遭遇時に絶対にやってはいけないこととは
https://kuruma-news.jp/post/167288

あおり運転防止を呼び掛ける警察庁のウェブサイトには、このように書かれています。

「車を運転する際は、周りの車の動きなどに注意し、安全な速度での運転を心掛け、十分な車間距離を保つとともに、無理な進路変更や追越し等は絶対にやめましょう」

 注目すべきは最初の部分、「周りの車の動きなどに注意」です。いい換えると、「あおり運転の被害に遭う人は、周りの車の動きへの注意が足らない」つまり、周囲の空気が読めない、無知なドライバーということになります。
 繰り返しになりますが、あおり運転の多くは、後続車からの車間詰めに始まります。周囲の交通に敏感で運転が上手なドライバーは、これに気づけばすぐに後続車に道を譲るでしょう。

 そもそも、運転が上手な人、賢いドライバーは、「追い越し車線は追い越しのためにだけ使う車線」だと知っているはずなので、そこをのろのろ走るようなことはしないので、煽られることもほぼないわけです。

 あおり被害に遭いやすい人は、自分があおられていることになかなか気づきません。追い越し車線を走り続けることが、道交法の「車両通行帯違反」となることももちろん知らず、車線を塞ぐかのようにゆっくりした速度で追い越し車線を走り続けます。

 その行為が後続車の不快感と怒りを増大させ、やがて重大なあおり事件に発展するケースも少なくないのです。