Google株価
2010年秋   263ドル
2022年1月 2666ドル


パイオニア株価
2010年秋 320円
2018年  上場廃止


JVCケンウッド株価
2010年秋   430円
2022年1月  176円

カーナビなどカーエレクトロニクスを主力にするパイオニア、JVCケンウッド、クラリオン、アルパインの
4社合計の時価総額は、ピークの数分の1まで下落しました。
その結果、ケンウッドを除く3社が上場廃止に追い込まれました。
カーナビをハードウェア中心に稼ぐビジネスは終わりました。
今後の投資の回収が見込めないからです。
ソフトウェアやデータで稼げる体制に変えられるかが問われているのです。
純正ナビや用品ナビのハードが、スマホアプリのナビに負けているのは…
1) 価格競争力 スマホアプリは無料から月額500円程度まで
2) 地図の更新頻度 機器中心のカーナビが年1回程度に対して、アプリは年4回から毎日まで
3) 車内でしか使えない スマホアプリは目的地の近くまで来て、クルマを停めたら車外でも使える

社外ナビのビジネスが終焉状態ではないでしょうか?

アルパインはアルプス電子と経営統合してアルプスアルパインになりました。
富士通テンはデンソーに売却されました。
日立製作所傘下のクラリオンはフランスのフォルシアに売却され、2019年3月上場廃止となしました。
上場廃止後のパイオニアはWolfcrest Limitedの完全子会社です。



Google株価を当時のレートで円換算すれば
2010年秋   263ドル= 21040円(1ドル80円)
2022年1月 2666ドル=306600円(1ドル115円)


なんと15倍になっています。
2010年時点でGoogleが名も無き泡沫企業とかであればとても買ったり投資したりはできないだろうけど
当時ですでに世界のトップ3企業でしたからね