カーナビなどカーエレクトロニクスを主力にするパイオニア、JVCケンウッド、クラリオン、アルパインの
4社合計の時価総額は、ピークの数分の1まで下落しました。
その結果、ケンウッドを除く3社が上場廃止に追い込まれました。
カーナビをハードウェア中心に稼ぐビジネスは終わりました。
今後の投資の回収が見込めないからです。
ソフトウェアやデータで稼げる体制に変えられるかが問われているのです。
純正ナビや用品ナビのハードが、スマホアプリのナビに負けているのは…
1) 価格競争力 スマホアプリは無料から月額500円程度まで
2) 地図の更新頻度 機器中心のカーナビが年1回程度に対して、アプリは年4回から毎日まで
3) 車内でしか使えない スマホアプリは目的地の近くまで来て、クルマを停めたら車外でも使える

社外ナビのビジネスが終焉状態ではないでしょうか?

アルパインはアルプス電子と経営統合してアルプスアルパインになりました。
富士通テンはデンソーに売却されました。
日立製作所傘下のクラリオンはフランスのフォルシアに売却され、2019年3月上場廃止となしました。
上場廃止後のパイオニアはWolfcrest Limitedの完全子会社です。