俺がずっと言ってきた見通しと同じ見方がWebCGに11月20日に出てるねぇ
全く同じ見方と言ってもよいな

■「日本メーカーは遅れている」は正しいのか? 報道されない欧州EV販売の実態 2020.11.20
https://www.webcg.net/articles/-/43640

・・筆者は欧州でのEVの勢いがこのまま持続する可能性は低いと見ている。というのも、現在のEV販
売は補助金で支えられているからだ。ドイツでは2020年7月から2021年末までの期限付きで、4万
ドル以下のEVの補助金をこれまでの3000ユーロから6000ユーロに倍増するという政策が導入された。
この6000ユーロに加えて、メーカー負担の補助金が3000ユーロあり、合計額は9000ユーロ(1ユー
ロ=125円換算で112万5000円)にも達する。
これにより、ほぼエンジン車との価格差が消えるので、EVの維持費の安さ(燃料代に対する電気代
の安さ、オイル交換が要らないなど整備費の低さ)も相まって販売が伸びているのだ。

こうした補助金政策は持続可能ではない。・・2022年以降に同レベルの補助金が支給される可能性
は低いだろう。そうなれば、EV販売は失速する可能性が高い。実際、EVに対する補助金が2019年に
半減した中国では、その販売が急減した。・・

一方で、補助金の増額がないのに欧州で販売シェアを伸ばしているのがハイブリッド車(HEV)だ。
2019年は通年で4.8%だったが、2020年1〜3月は9.4%、4〜6月は 9.6%、そして7〜9月は12.4%と、
その伸びはEVを上回っている。2019年にはトヨタ自動車の欧州販売におけるHEVの比率が50%を超
えた。・・

2021年の欧州CO2排出量規制をおおむねクリアできるのはHEVの比率が高いトヨタだけで、欧州最大
の自動車メーカーであるVWは、EVやPHEVの比率が10%になると見込んでも45億400万ユーロ(同、
5630億円)もの罰金を支払うことになると予測している。このことから分かるのは、EVやPHEVだけ
では環境規制の達成には不十分だということだ。中国で現在HEVが見直されているように、欧州に
おいてもEV“ブーム”が去ったあとにはHEVへの揺り戻しが起こると筆者は考えている。


↑ まぁHEVへの回帰と言っても実質は圧倒的な性能優位性を持つトヨタTHSのほぼ独壇場だろうけどな