車載カーナビの多くはGPS情報に加えてジャイロセンサーや車両側から取得した車速パルスを併用しているが、
Yahoo!カーナビとしては基本的にはGPSのみで即位している状況にある。
齋藤氏によれば使い勝手を向上させるため、「ソフトウェア上でGPSをロストする前の状況を元に、スマホ内のジャイロセンサーから加減速を検知して測位を継続できるアルゴリズムを加えている」という。
そのため、トンネルに入っても直ちに自車位置が停止してしまうことはない。
しかし、GPSをロストした状態で方角を変更した場合は対応しきれず、ここは車載カーナビに比べて精度は落ちる。

この点について齋藤氏は「車載ナビはコストもかけてある分だけ精度は高い。
現状ではアプリとして車速パルスを受け入れらる仕様にはなっておらず、
(それを超えるには)何らかの技術革新が必要かも知れない。
アップルには車速パルスを使いたいとの意向は伝えてある」と述べた。
一方でグーグルの「Android Auto」への対応はどうなのか。
齋藤氏は「Yahoo!としては対応したいが、グーグル側でサードパーティー製ナビアプリの利用を開放していない以上、対応することはできない。
対応が可能となればYahoo!としても即刻対応できるようにしたい」と答えた。
ローンチ5周年のYahoo!カーナビ、今後の発展[開発担当者インタビュー] | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2019/11/05/328388.html