50歳代の読者諸兄にアドバイス。60歳になると種々課題出てきます〜
2019年8月27日 [日々是修行]
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WRCドイツに出場するため、けっこう頑張った、つもり。基本的に4ヶ月間、毎日1500m以上走ってきたし、ジムも3日に1度のペースで通った。
サイドブレーキ引くため、右手で50kgを引きつける筋力も付け、サーボ無しブレーキ踏むべく100kgの屈伸もやってきたのだった。
されどラリー始まってみたら、木曜日に25km走っただけでドッと疲れが来ましたね!

大丈夫か、と思いながら始まった金曜日。この日は午前中と午後、それぞれ50kmずつ走る。気温が低ければいいのだけれど、折しもの好天! 
早朝10度くらいまで下がるものの、11時になったら30度。直射日光強いため室内は40度以上になる。さらに長袖+ももひき履いて5層構造のレーシングスーツ。
ヘルメットやグローブもして窓閉めて走ります。

ゴールしたときの汗がハンパ無い! レーシングスーツはビショビショ。ヘルメットも内装ビショビショ。
クルマ運転するだけなのに何で汗かくのかと言えば、Gに対抗して血液を流すため筋肉が勝手に収縮するからだ。
イメージとしちゃ走るより体力使う。その上、前述の通り冷却は期待出来ない。おそらく1日で身体中の水分が1回交換出来る感じ。

下を見て1日あたり5リッターは飲んでいる。「熱中症に警戒しましょう!」というレベルを10倍超えている感じ。なんせ塩まみれの食べ物食べてしょっぱくないのだ。
さらに絶対的な筋力も使う。ハードタイヤなら50kgの引っ張りでタイヤをロックさせられるが、ソフトタイヤだと80kgくらい必要。
腕のチカラだけでなく上半身を捻って30kgを加える〜。
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土曜日なんか50km×3。EVレースが1回50km(筑波サーキットなら25周)だから、3回やるのと同じであります。いやサーキットなら直線で少し休めるし、同じ道を走る。
ラリーだと50km走ったら全て違う道。東京から横浜の先まで曲がりくねった道を全開で走る。集中力が途切れたら、その時点でコースアウトでしょう。だから還暦過ぎたドライバーは珍しい。