厳冬の車中泊では、いろいろ気を遣う点がある。

まず、風呂だが、入ると暖まるが、その後は寒い余計に冷える。北海道だと髪の毛が凍る。
夏ほど汗をかかない。よって、風呂に入らない、という選択肢も出てくる。
自分も、温泉地のそばの道の駅など組んでみたが、結局あまり入らなかった。
風呂好きの自分でさえも耐えられる。ちなみに、夏だと毎日入らないと無理。
温泉だと軽く500〜600円くらいは取られる。その分他に回すという手もある。

次にメシ。
せっかく車中泊で節約したから、その分、良いメシを食うというやり方もある。
ただし、これも問題。
飲み食いすると出るものが出る。すぐに出せればいいがそうもいかない。
寒い夜中にトイレまで行くのが辛い。
静かに寝るならトイレから遠い場所に限るが、
トイレを優先するなら、混んでいる&しょっちゅう車の出入りのあるあたりになる。
それでも悪天の夜、特に吹雪の中長靴履いて車外に行くのが辛い。
まだまだ道の駅ではウォシュレットのないトイレも多い。
車にこもってガマンも辛い。
だから寒さが堪えるが、あまり飲み食いしないように水分を取らないようにしたこともあった。

風呂もメシも削るなら、
その分蓄積すれば、風呂付き屋根付きの立派な宿が取れる。
結局、車中泊の連泊はせずに2〜3日に一度、宿を取るようになった。
ただし、宿も宿で問題がある。
予定に縛られてしまうことだ。どんな天候、悪路になっても。
楽天などネットで予約決済すると安くなるが、
何が何でもその日の夕方、宿にたどり着かないと支払い金がパー。
当日キャンセルだと100%、前日でも50%がパー。
当日、フラッと寄って良い部屋に安く泊まれることはまず不可能。言い値になる。

まとめると、寒さに負けない精神と体、これに尽きる。
でも、しょせんは人間の体。
自分は暑がりだけど、冷たい空気に当たると肌が擦り傷みたいなのができる。
知らないうちにそういう傷だらけになる。