この時抱いたマークIIコンプレックスにより、「免許を取ったら絶対にマークIIよりショボい車には乗らない」、
と若干10歳にして私の中でトヨタ、日産の立派な上級セダンへの執着心が芽生えた瞬間だった。

恐らく全国の自宅の車がコロナだった少年がこの、「ちょっとショボい」・「ちょっと小さい」マークIIコンプレックスを抱えたまま今もその傷が癒える事なく生きている事だろう。